
鈴鹿8耐:チェッカーライダーを務めた平野ルナ「最終ラップは昨年から4秒近く縮めることが出来てよかったです」
8月6日、三重県の鈴鹿サーキットで『2023 FIM世界耐久選手権(EWC)第3戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会』が開催され、8時間に渡る長丁場の決勝レースが行われた。鈴鹿8耐に唯一の女性ライダーとして参戦し、チェッカーライダーを務めた平野ルナ(Dr.Dry Racing TMR with ACE CAFE)が決勝を振り返った。 平野は昨年に引き続き、大石正彦と梶山知輝とともに鈴鹿8耐に挑んだ。初日となった金曜日の走行では、梶山の転倒があった際にマシンに大きなダメージを負ってしまう。そのため、予選1回目で平野と梶山はアタックできず、不完全燃焼となってしまったが、メカニックによる懸命な修復が夜通し行われ、土曜日の朝にマシンが完成した。 しかし、走らせることができるのはメインカーの1台のみということもあり、リスクを回避することが求められた。平野は予選2回目でア...