Honda CIVIC TYPE-R GT

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山本尚貴「いい意味で裏切られました」シビック・タイプR-GTの初走行の印象と新車への責任感

 7月25日に岡山国際サーキットで行われた3メーカー合同テストでシェイクダウンされたホンダの2024年GT500新車両シビック・タイプR-GT。その最初のステアリングを握った山本尚貴がセッション後、共同取材に対応。この日初めて乗ったシビック・タイプR-GTの感想、そしてシビックに懸けるホンダ陣営、そして自身の想いを代弁した。 テスト初日、午前のセッションで33周を走行したシビック・タイプR-GT。ステアリングを握った山本尚貴の穏やかな表情からも、初走行が充実していたことが伺えた。「感想はいろいろあるのですけど、まずは今回のテストが走り始めでシステムチェック等を含め、比較的スムーズにできたかなと思います。事前に決められたテストメニューがいろいろあるのですけど、午前中は外装が変わったということで、特に空力関係と実走データを蓄積するために、午前中のセッションを使って走っていたという感じです...
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5ドアベースでもポテンシャルは低くはない。前面投影面積の小さと、NSXと比べたシビックの利点

 ホンダが次期GT500車両として発表した、シビック・タイプR-GT。5ドアのベース車両でGT500で初めて参戦するシビック・タイプR-GTには、そのシルエットの独特さに期待と不安が入り混じるが、実車が初披露された岡山国際サーキットの現地にて、開発を担当したHRCのスーパーGTプロジェクト責任者の佐伯昌浩エンジニア、そして車両開発担当責任者の往西友弘エンジニアが取材に答えた。まだまだ話せる内容が限られている状況ではあるが、シビック・タイプR-GTの開発ポイントや特徴などが垣間見えた。「我々開発側にとっては今回のベース変更、事前シミュレーションにおいてもキャラクターが大きく異なるという予測結果も出ていまして、非常に大きなチャレンジになると受け止めております」と、まずは取材会で第一声を発した佐伯エンジニア。 車両担当の往西エンジニアも「現在のスーパーGTの車体技術規則は共通サスペンション...