
「焦っています」F1復帰のホンダ角田リーダーが現状を解説【知っておきたい2026年新規定PU開発3ポイント】
5月24日に2026年からのF1復帰を発表したホンダ。2021年限りでの完全撤退を発表したばかりで、撤退からわずか約1年半後の復帰には国内外からさまざまな意見が飛び交うことになったが、ホンダの方向性が変わった一番の要因は、F1の2026年からの次期パワーユニット(PU)のレギュレーションが変わり、2022年にその骨子が定まったからだった。 そのホンダのF1復帰にもつながった2026年からの新しいF1のPUについて、6月末にホンダF1の開発拠点、HRC(株式会社ホンダ・レーシング)Sakuraにて取材会が行われた。現在のF1プロジェクトのPU開発を率いるHRCエグゼクティブチーフエンジニアの角田哲史LPL(ラージプロジェクトリーダー)の解説とともに、現在のホンダの開発状況や課題をまとめた。 現行のF1パワーユニット(PU)と2026年からのPUの変更は、大きく分類すると以下の3点に要...