撤退

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中国で「ピーク時には500社もあった」EVメーカーが今では100社へ。すでに市場は雌雄が決し、テスラとBYDでEV市場の半分、上位4社で66%を占める

| 中国のEV市場はすでに淘汰の時代を迎え、その勢力図がおおよそ決定されることに |やはりもっとも強いのはBYD、2番手はテスラさて、現在中国は「最大のEV市場」となっており、すでに販売される新車の1/3以上がEVという状況であると報じられますが、これは政府がEVメーカーやEV購入者に対して出す補助金や様々な優遇による影響が大きいとされています。そして新興EVメーカーは「EVを作ること」で政府からお金をもらえたり優遇措置を受けることができるため、売れる以上の数のEVを製造し、空(から)登録しているというニュースも報じられたばかり。 数千台のEVが打ち捨てられた「電気自動車の墓場」が報じられる。その様子はまさに衝撃的、中国のEVメーカーが補助金を受け取るため過剰...
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三菱車が中国にて絶望的に売れず、現地生産停止を6月以降も継続。このままでは中国撤退の決断に迫られる可能性があり、しかし他社にとっても「明日は我が身」

| ここまで来ると、「見通しが甘かった」というよりも中国市場の変化と中国車の躍進が予想を遥かに超えていたとしかいいようがない |おそらく、中国車と価格帯が重複する自動車メーカーには三菱と同様の運命が待ち受けているのかもさて、三菱が「中国での新車生産を6月以降も停止する」と発表。三菱は昨年12月に新型アウトランダーを投入したものの売れ行きが芳しく無く、よって中国現地での需要が低いとして(作っても売れないとして)今年3月から5月までの生産を停止すると発表していたのですが、今回はさらに6月以降も生産休止を継続すると公表したわけですね(再開時期は未定)。これはもちろん「生産しただけの車両を販売できない」、つまり生産するだけ赤字になってしまうということなのだと思われますが、三菱にとっては「先が見えない、長く暗いトンネルに入ってしまった」ということになりそうです。三菱は中国からの撤退も視野になお...
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ホンダがアストンマーティンと組んで5度目のF1復帰!2026年からの新パワーユニット対応にて今後の電動化にはずみをつけ、「電動フラッグシップ」への技術転用も

| これまでホンダはF1への参戦をうまく市販車とその販売に結びつけて来なかったが、今回は今までと異なる動きを期待したい |加えて「電動フラッグシップ」へのF1直系技術の注入をお願いしたいさて、すでに大大的に報道されている通り、ホンダが2026年シーズンからアストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ・ワン・チームのF1マシン用ハイブリッドパワートレインのサプライヤーとなり、レギュレーション変更に備える、と発表。F1では2026年に新レギュレーションを導入し現在のハイブリッドシステム比で3倍の出力へと高め、エレクトリックモーターと内燃機関との出力比を現在の20対80から50対50に均衡させ、さらには100%サステナブルな燃料を使用する予定です。よって、2026年にはこれまでの(パワーユニットに関する)実績をレースに活かすことが難しくなり、ある意味では全チームが「振り出し」に...