2023 スパ24時間

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同士討ちの原因を調査/「リスペクトがない」/ブレーキの不安は解消 etc.【スパ24時間 決勝後Topics】

 6月29日(木)から7月2日(日)までの4日間にわたってベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで開催された『クラウドストライク・スパ24時間レース』が幕を閉じた。トタルエナジーズに代わる新しいタイトルスポンサーが付いた2023年大会では、既報のとおりローヴェ・レーシングの98号車BMW M4 GT3が総合優勝を果たした。 ここではファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCヨーロッパ)とIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの“シーズンハイライト”として行われた今戦の決勝後トピックスをお届けする。※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ***ローヴェ・レーシングはBMWにとって25回目の総合優勝を飾った。BMWはマニュファクチャラー別勝利数ランキングで首位につけており、同2位ポルシェの8勝を大きく引き離している。***モータースポーツ・コンペテンス・グルー...
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“替え玉”不正が映像で発覚。運転時間違反の回避行為に罰金314万円が科せられる/スパ24時間

 7月1〜2日にベルギーのスパ・フランコルシャンで行われたクライウドストライク・スパ24時間レースにおいて、ドライブタイム規定違反の発覚を回避するために不正行為を働いたとして、トレゾール・アテンプト・レーシングに20,000ユーロ(約314万円)の罰金が科せられた。 スチュワードの報告書によれば、日曜日朝のピットストップでロレンツォ・パトレーゼが99号車アウディR8 LMS GT3エボIIのステアリングを握ったとチームは主張したが、後に映像の証拠により、ピエトロ・デッリ・グアンティが運転を続けていたことが判明したという。 これは、デッリ・グアンティが、スポーティング規則で定められている最大連続走行時間の3時間15分を超えて走っていたことを意味する。 スチュワードは、トレゾール・アテンプトの行為を「公正の原則」を侵害するものであると指摘、チームには多額の罰金が科せられることとなった。「...
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【動画】2023年GTWCヨーロッパ第4戦/IGTC第3戦スパ24時間 決勝ハイライト

 7月1日(土)から2日(日)にかけて、ベルギーのオールドサーキットであるスパ・フランコルシャン・サーキットで開催された『クラウドストライク・スパ24時間レース』は、既報のとおり“強豪チーム”ローヴェ・レーシングが2020年以来、3年ぶりに優勝を飾った。 マルコ・ウィットマン/ニック・イェロリー/フィリップ・エングの3名がドライブした98号車BMW M4 GT3によって、BMWに2018年以来、5年ぶり通算25回目(最多記録)となる総合優勝がもたらされた同レースの決勝ハイライト動画が、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパやIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジなどを運営するSROモータースポーツ・グループの公式YouTubeチャンネル『GTWorld』で公開されている。■Race Highlights | CrowdStrike 24 hours of Spa 2023&...
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4位マンタイEMA、表彰台を争った最終盤はディフューザー脱落により「絶え間ないオーバーステア」に直面

 ポルシェワークスドライバーのケビン・エストーレは、92号車ポルシェ911 GT3 R(マンタイEMA)のディフューザーが脱落していた『クラウドストライク・スパ24時間レース』のレース終盤に、「絶え間ないオーバーステア」と戦っていたことを明かした。 エストーレ、ローレンス・ファントール、ジュリアン・アンドラウアーのトリオがドライブしたマンタイEMAの92号車は、シェラー・スポーツPHXの17号車アウディR8 LMSエボIIに乗り込んだニッキー・ティームがレース最終盤にエストーレを抑えて総合3位表彰台を確保した後、僅差の4位で24時間レースをフィニッシュした。 名門チームのマンタイが走らせた“992型”ポルシェは、17号車アウディと総合3番手をめぐる最終決戦の間、ダウンフォースとエアロダイナミクス・グリップを獲得するのに不可欠なリヤディフューザーを装着していなかった。レース後エストーレ...
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終盤に速さを発揮のローヴェが優勝。BMWの勝利は5年ぶり25回目【スパ24時間 決勝レポート】

 ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで7月1日(土)にスタートした『トタルエナジーズ・スパ24時間レース』の決勝レースが、現地2日(日)16時30分にフィニッシュを迎え、ローヴェ・レーシングの98号車BMW M4 GT3(フィリップ・エング/マルコ・ウィットマン/ニック・イェロリー組)組が総合優勝を飾った。 予選では10年ぶりにプロカップカー以外のマシンが総合ポールポジションを獲得した2023年のスパ24時間。IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジとファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCヨーロッパ)両選手権のシーズンハイライトとなる同イベントは“世界三大耐久レース”のひとつでもある。 そんな今大会の決勝レースは、雨上がりのダンプ路面となったスタート直後にポールシッターの20号車ポルシェ911 GT3 R(フーバー・レーシング)が最初の1時間を支配し...
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一時首位走行のWRTに悪夢。トレゾア・アウディが前半戦をリード【スパ24時間 決勝12時間レポート】

 ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで開催されているクラウドストライク・スパ24時間レース。7月1日(土)にスタートした決勝レースは、明けた2日(日)の未明4時30分にレースの折り返しを迎えた。スタートから12時間が経過した時点ではアウディスポーツ・トレゾア・オレンジ1の40号車アウディR8 LMSエボII(リカルド・フェラー/マッティア・ドルディ・デニス・マーシャル組)が総合首位に立っている。 スパ24時間は、WEC世界耐久選手権のル・マン24時間と、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のデイトナ24時間と並ぶ“世界三大耐久レース”のひとつであり、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCヨーロッパ)とIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの“シーズンハイライト”イベントでもある。GTWCヨーロッパ第4戦/IGTC第3戦としての開催となった20...
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10年ぶりのポール/改良型ランボの強み/アウディ大集合の理由etc.【スパ24時間 予選後Topics】

 ファナテックGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCヨーロッパ)第4戦、ならびにIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第3戦として開催されている『クラウドストライク・スパ24時間レース』は、6月30日(金)にスーパーポールが行われ、既報のとおりフーバー・モータースポーツの20号車ポルシェ911 GT3 R(アンタレス・オー/ティム・ハイネマン/ヤネス・フィティヤ/マッテオ・カイローリ組)がポールポジションを獲得した。翌日7月1日(土)に決勝のスタートを迎えるベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットより、予選最終日のトピックスをお届けする。※ ※ ※ ※ ※ ※ ***マッテオ・カイローリは、スパ24時間で10年ぶりとなる非プロクラスカーによる総合ポールポジションを獲得した。それが最後に起こったのは2013年で、当時プロ・アマチームとして参戦していたビーチディーンAMR...
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ブロンズカップ車が連日の活躍。カイローリ駆るポルシェ、AFコルセの296を抑えスパ24時間のPP獲得

 6月30日、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで『クラウドストライク・スパ24時間レース』のポールシッターを決定するスーパーポールが行われ、マッテオ・カイローリがドライブしたフーバー・モータースポーツの20号車ポルシェ911 GT3 Rがポールポジションを獲得した。スパ24時間では近年、メルセデスAMG GT3が“最終予選”を支配する状況が続いていたが、5年ぶりに他メーカーのマシンが最速タイムし先頭のグリッドから24時間にわたる長丁場のレースをスタートすることとなった。 前日の予選で3番手につけたため後ろから3番目の出走となったカイローリは、フーバーのポルシェ911で2分16秒880という全体ベストを叩き出し、2分16秒996で暫定トップに立っていたAFコルセの51号車フェラーリ296 GT3を2番手に追いやった。アレッシオ・ロベラがドライブしたプロクラスの“跳ね馬”は、...
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ドライからウエットに、雨の予選でプロカー13台がSP進出逃す。ブロンズ・ポルシェが首位/スパ24時間

 ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで6月29日、『クラウドストライク・スパ24時間レース』の予選が行われ、ピュア・レクシングの911号車ポルシェ911 GT3 R(クラウス・バクラー/アレックス・マリキン/ジョエル・スターム/マルコ・ゼーフリート組)が総合トップタイムを記録した。 GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCヨーロッパ)第4戦、およびIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第3戦として行われる2023年のスパ24時間では、30日(金)に予選トップ20に入ったマシンが進出する“スーパーポール”が実施されるが、911号車を含むブロンズカップの車両やゴールド、シルバー、さらにはプロ・アマカップのマシンが多数20番手以内に入ったため、プロクラスに参加している13台のGT3カーがポールポジションを争う“予選最終セッション”に辿り着けない波乱の展開となっている。 ...
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新参者の難しさ理解しつつ「強豪との戦いが楽しみ」とボルトロッティ。ランボルギーニのエースが感じたル・マン新時代の印象

 ランボルギーニ・ワークスドライバーの“エース”として、DTMドイツ・ツーリングカー選手権やGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCヨーロッパ)のエンデュランスカップなどで活躍するミルコ・ボルトロッティ。来季2024年からはWEC世界耐久選手権やル・マン24時間レースでランボルギーニがLMDhマシンで参戦することがすでにアナウンスされているが、その準備として彼は今季のWEC/ル・マンにプレマ・レーシングから参戦し、ダニエル・クビアトとドリアーヌ・パンとLMP2マシンをシェアしている。 ボルトロッティにとって自身2度目の挑戦となったル・マン24時間と、来シーズンからランボルギーニとして本格的にLMDhの活動を開始することについて話を聞いた。――昨季2022年はチームWRTから、今季はプレマ・レーシングからLMP2マシンでのル・マン参戦となりました。残念ながら、リタイアとなりチェッカ...
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68台参加のスパ24時間公式テスト。初日はアウディR8駆るハーゼが最速/GTWCヨーロッパ&IGTC

 7月初旬にベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで開催される『クラウドストライク・スパ24時間』に向けた公式テストが、5月23日に同地で行われ、コムトゥユー・レーシングのアウディR8 LMSエボIIを駆るクリストファー・ハーゼが初日最速タイムを記録した。 ハーゼはファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWS(GTWCヨーロッパ)でフレデリック・ベルビシュ、ジュル・マグナスとシェアする11号車アウディのステアリングを握り、テスト初日に設定された午前中3時間、午後は5時間にわたったセッションの両方でトップとなった。 アウディスポーツのワークスドライバーである彼は、雨の影響受けた午前中は2分18秒525をマーク。ランチタイムを挟んで行われた午後のセッションでは路面コンディションの改善もあり自己ベストを約2秒短縮してみせた。 ハーゼが記録した2分16秒74...
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68台参加のスパ24時間公式テスト。初日はアウディR8駆るハーゼが最速/GTWCヨーロッパ&IGTC

 7月初旬にベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで開催される『クラウドストライク・スパ24時間』に向けた公式テストが、5月23日に同地で行われ、コムトゥユー・レーシングのアウディR8 LMSエボIIを駆るクリストファー・ハーゼが初日最速タイムを記録した。 ハーゼはファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWS(GTWCヨーロッパ)でフレデリック・ベルビ…このサイトの記事を見る投稿 68台参加のスパ24時間公式テスト。初日はアウディR8駆るハーゼが最速/GTWCヨーロッパ&IGTC は ジェムアンテナ1 に最初に表示されました。…このサイトの記事を見る...