インディ500 レポート

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ポール獲得にライバル増加も7番手で予選2日目に挑む佐藤琢磨「明日に向けてまたしっかり対策を練りたい」

 第107回インディ500の予選1日日は快晴の中で始まった。ファストフライデーの夜インディアナポリス周辺はスコールが来て、すべてを洗い流すような雨だったが、土曜日の朝にはすっかり晴れて、インディアナポリス・モータースピードウェイは路面を乾かす作業に追われていた。 前日にドロー(くじ)で決まった順に1列に並び、各々準備をしてアテンプトに入っていく。今年は11時から予選開始。まだ風も涼しくコンディションも良い。スポット参戦のライアン・ハンター-レイ(ドレイヤー&レインボールド)を皮切りに順次コースに出ていった。 まず注目されたのはチップ・ガナッシのチームメイトで昨年のウイナー、マーカス・エリクソン。エリクソンは4周のアベレージスピードで時速232.735マイルをマークしてトップに立つが、8番目にアテンプトしたアロウ・マクラーレンのアレクサンダー・ロッシが233.528mphで逆転し、しば...
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インディ500初日は雨で中止も佐藤琢磨は余裕の構え「ゆっくり確認作業できたのでその点は良かった」

 第107回インディアナポリス500マイルレースのプラクティス初日は、前日からの予報通り朝から雨天となって、プラクティスのプログラムはすべてキャンセルとなった。 雨の予報については前日の段階でかなり高い確率で予想されており、驚きこそなかったが、午後には雨が止んで好天すると予想され、午後からは走行可能だろうとする見方も多かった。 実際に朝から降り続いた雨は、昼を過ぎた頃には止み、スピードウエイ側は作業車両をコース上に走らせ、さらにドライヤーを周回させて路面を乾かした。気温こそ低かったもののコースを周回できる見込みとなって、午後2時前にピットレーンがオープン。各車は待ってましたとばかりに、ピットで準備をし始めた。 ところが各チームが準備に取り掛かっている矢先に再度雨が降り始め、コントロールタワーからガレージに戻るように指示が出され、再び全車ガレージで待機となった。 雨そのものはひどくない...