タナー・ファウスト

thumbnail image ヨハン・クリストファーソン

マクラーレン撤退のなか、選手権首位サインツ陣営とハミルトンのX44が勝利/エクストリームE第7-8戦

 イタリアはサルディニア島にて、急きょ7月に続くダブルヘッダー連戦となったワンメイク電動オフロード選手権、エクストリームEの第7-8戦『Island X-Prix II』は、幕開けから2回のビッグアクシデントに遭遇したネオム・マクラーレン・エクストリームEが初日限りで撤退する波乱も発生。 そんな混沌とした土曜初日は、選手権首位を行くアクシオナ|サインツXEチームのマティアス・エクストローム/ライア・サンズ組が勝利し、前回の週末連覇を決めた元F1王者ニコ・ロズベルグのロズベルグXレーシング(ヨハン・クリストファーソン/ミカエラ-アーリン・コチュリンスキー組)の今季3連勝を阻止することに。 続く日曜の第8戦では、ルイス・ハミルトン率いるX44・ヴィダ・カーボン・レーシングのジャマイカ出身フレイザー・マッコーネルと“王者”クリスティーナ・グティエレスが速さを見せ、今季2勝目を飾っている。 ...
thumbnail image ナイトロクロス

バッケルドのジョーカー“未消化”で王者ラーソン勝利。復帰ファウストも表彰台へ/Nitrocross第2-3戦

 より「シリーズの理念を体現するカテゴリー」への脱皮を目指し、今季よりNitroRX改め『Nitrocross(ナイトロクロス)』へとリブランドした新シーズンが、6月以来にユタ州ソルトレイクシティで再開。変則的に8月18~19日の金土開催となったイベントは、このラリークロス界の“重鎮”たるタナー・ファウスト(XITEエナジー・レーシング)の復帰や、インディカー出身コナー・デイリー(DRR JC)の継続参戦などで話題を集めるなか、初日の第2戦はケビン・エリクソン(オルスバーグMSE)を退けたシリーズ創設者兼初代王者のトラビス・パストラーナ(バーモント・スポーツカー)が今季初勝利を飾った。 続く第3戦はドレイヤー&レインボールド・レーシング・ウィズ・JCレーステクニーク(DRR JC)のチームメイト同士の争いとなるなか、アンドレアス・バッケルドが「義務付けられているジョーカーラップを果た...
thumbnail image セバスチャン・ローブ

ついに王者が“再起動”RXRのクリストファーソン&コチュリンスキー組が完全制覇/エクストリームE第5-6戦

 開幕から約2カ月おきの開催で、イタリアはサルディニア島での第5-6戦『アイランドX-Prix』を迎えたワンメイク電動オフロード選手権エクストリームEは、元F1王者ニコ・ロズベルグ率いるシリーズ初代王者ロズベルグXレーシング(RXR)が覚醒。前年度のここイタリアでは、首位フィニッシュながらペナルティに泣いたヨハン・クリストファーソンとミカエラ-アーリン・コチュリンスキーのペアが、同じくその相手でもあったNo.99 GMCハマーEV・チップ・ガナッシ・レーシング(CGR)のタイム加算宣告で土曜の勝利を譲られると、続く日曜も抜け出して週末完全制覇を達成。ようやく手にした“シーズン3”の初勝利を、完璧な展開で祝う結末となった。 今季より完全ダブルヘッダーの年間スケジュールが組まれるエクストリームEは、この7月8~9日の週末を前に“ディフェンディング・チャンピオン”こと、セバスチャン・ローブ...
thumbnail image フォード・パフォーマンス・スーパーバン4

フォードの“怪物EVバン”は惜しくも総合制覇ならず。リア・ブロックも初登頂/第101回パイクスピーク

 今季で第101回を数えるアメリカ伝統の1戦、通称“雲に向かうレース”ことPPIHCパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの2023年大会が6月25日に開催され、アンリミテッド・クラスから参戦のイギリス出身ロビン・シュートが、過去5年間で4度目となる総合“King of the Mountain(キング・オブ・ザ・マウンテン)”のタイトルを獲得。直列4気筒2.1リッターのホンダ製ターボを搭載した2018年型『ウルフTSC-FS』で、8分40秒080のタイムを記録した。 一方、北米フォード・パフォーマンスと新興STARDが共同開発したモンスターEV『フォード・パフォーマンス・スーパーバン4.2』で出場した総合記録保持者ロマン・デュマは、計3つのモーターによるシステム出力1050kW(約1400PS)のパワーを活かして8分47秒682を記録し、パイクスピーク・オープン部門を制覇...
thumbnail image ラドフォード

タナー・ファウストがパイクス参戦。ジェンソン・バトン開発参画の『ラドフォード』で雲の上に挑戦へ

 通称“Race to the Clouds(雲に向かうレース)”ことPPIHCパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの2023年大会に向け、北米が誇るスタードライバーのひとり、タナー・ファウストが参戦を表明した。人気司会者兼自動車ジャーナリストのアント・アンステッドと、言わずと知れたF1王者ジェンソン・バトンがコラボレーションした1台、イギリス発のコーチビルダーが製作した『Radford Type 62-2(ラドフォード・タイプ62-2)』をドライブし、第101回大会のエキシビション部門にエントリーする。 2002年の初参戦時には1982年製『Wells Coyote(ウェルズ・コヨーテ)』でオープンホイール部門に挑戦し、3位表彰台を獲得。以降、2004年にはSCCA公認のラリーグループXクラス、2005年にはラリー・プロダクションGTクラスへと移ったファウストは、202...
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新体制X44がシーズン3初勝利。ベローチェは早くも今季2勝目をマーク/エクストリームE第3-4戦

 開幕から約2カ月の“大陸間大移動”を経て、イギリスはスコットランドに上陸したワンメイク電動オフロード選手権Extreme E(エクストリームE)の第3-4戦『Hydro X Prix』が、5月13~14日にグレンマックロックの旧露天掘り炭鉱内で開催された。 ラウンド数表記のとおり、今季より週末ダブルヘッダー化を経たFIAのインターナショナル戦“シーズン3”は、初日予選からルイス・ハミルトン率いるX44ビーダ・カーボン・レーシングが速さを見せ、そのまま決勝も制覇。新体制に移行したチームと、ジャマイカ出身フレイザー・マッコーネルにとってのシリーズ初優勝と、ペアを組む“王者”クリスティーナ・グティエレスの今季初勝利を手にした。 続く日曜の第4戦では、開幕勝者モリー・テイラーとケビン・ハンセンのベローチェ・レーシングが早くも今季2勝目を飾り、ランキングトップの座に返り咲いている。 かつての...