2023スーパーGT第1戦岡山

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スーパーGTのセーフティカー活動中のピット作業規定が変更に。安全性の向上が狙い

 7月7日、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、エントラント、オーガナイザー向けにブルテンNo.033-S、No.034-Sを発行した。2023年のスポーティングレギュレーションの一部改訂、およびスポーティングレギュレーション付則の一部改訂を行うもので、No.034-Sでは、荒天となった第1戦岡山で見られたようなセーフティカーラン時の安全に対する項目が変更されている。 スーパーGTのスポーティングレギュレーションのなかには、付則-3としてセーフティカーの運用に関する規定が設けられているが、このなかで『SC活動中のピット作業』という項目があり、今回発表されたブルテンNo.034-Sで、この項目が変更された。 まず、今回改訂された内容の前後をそのまま記そう。* * *SpR付則.3 セーフティーカー(SC)運用改訂前SC活動中のピット作業16. SCボードが提示されてからSCが...
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波乱の開幕。”予測不能”でも見えた個々の武器【GT500第1戦レビュー&シーズンプレビュー】

 2023年シーズンの開幕戦岡山は走り出しから雨にたたられた。決勝こそドライでスタートを切るが、10分弱で雨が落ち始め、20分強で本降りとなり、ウエットとドライが混在する展開となった。FCY(フルコースイエロー)、SC(セーフティカー)、赤旗も続出。開幕戦の結果で、今シーズンの勢力図を予測するのは困難だ。しかし、移り行く状況のなかでも、それぞれの強みが見えてきた。 5月2日発売のauto sport臨時増刊『2023スーパーGT公式ガイドブック』では、勢力図が雨量によって変わり続けた開幕戦岡山を振り返りつつ、過去のデータも参考にしながら有力チームの戦力を分析。ここでは、その一部を抜粋してお届けする。* * * * * * * * 雨、雷、雹、FCY、SC、そして3度の赤旗掲示によるレース中断と終了。第1戦岡山は、悪天候に翻弄された大波乱のシーズン開幕戦になった。優勝は23号車MOTU...
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【動画】青のIMPULと赤のNDDPをフォーカス。フォーメーションラップ・エピソード1公開

 スーパーGTの魅力に迫るスタイリッシュな映像ドキュメンタリー、スーパーGTシネマティック『フォーメーションラップ』の岡山編エピソード1『青き闘志、赤き気迫』が公開中だ。 この新たな“フォーメーションラップ”は、スーパーGTに参戦するレーシングドライバーを中心に据えつつ、チーム関係者などにも幅広くインタビューを行って構成されるドキュメンタリー映像コンテンツだ。動画は勝負に懸ける意気込みや、各人のドラマをシネマティックの名のとおり映画的手法でまとめ上げ、スーパーGTの魅力がスタイリッシュに映像化されている。モータースポーツファンはもちろん、レースを知らない人にも訴えかける普遍的な表現で、幅広い視聴者層にアピールしていく。  エピソード1は4月15~16日に行われた2023スーパーGT第1戦岡山で撮影。GT500クラスで2022年のチャンピオンとなった青の1号車MARELLI IMPUL...
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PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG、第1戦岡山のクラッシュの影響で第2戦富士を欠場へ

 4月25日、スーパーGT GT300クラスに参戦するPACIFIC RACING TEAMは、チームのSNS(@pacificracing)を更新し、5月3〜4日に静岡県の富士スピードウェイで開催される第2戦を欠場すると発表した。 2023年はメルセデスAMG GT3にスイッチし、阪口良平/リアン・ジャトン/川端伸太朗のコンビで参戦するPACIFIC RACING TEAM。バーチャルYouTuberグループ『ぶいすぽっ!』とのコラボレーションで注目を集めたが、4月15〜16日の第1戦岡山では、予選11番手から上位争いを展開し、パフォーマンスも証明していた。 ただ、51周目にジャトンがドライブしていた際、JLOC Lamborghini GT3と接触。アトウッドカーブのイン側にヒットしてしまっていた。クラッシュしたのがコンクリートウォールで、最もダメージを受けやすい場所だったことから、P...
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4月28日の『脇阪寿一のSUPER言いたい放題』は勝者ふたりが登場。波乱の第1戦岡山を振り返る

 2014年からファンの皆さんに、よりスーパーGT、そしてモータースポーツに親しんでもらおうとニコニコ生放送でお届けしてきた『脇阪寿一の言いたい放題!』。2019年からは『脇阪寿一のSUPER言いたい放題』としてリニューアルしましたが、2023年第4回目の放送を4月28日(金)20時からお届けします。 モータースポーツに特化してさまざまなゲストをお招きしながらお届けしてきた『脇阪寿一の言いたい放題!』は、2019年から『脇阪寿一のSUPER言いたい放題』と題してお届けしていますが、2023年第4回目の今回は、スーパーGT第1戦岡山のGT500、GT300のそれぞれのウイナーからひとりずつ、そしてTGR TEAM WedsSport BANDOHの坂東正敬監督をお招きします。 テーマはもちろん、4月15〜16日に開催された第1戦岡山。『大波乱の開幕戦岡山を語る』と題し、快晴ドライコンディショ...
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スーパーGT第1戦岡山のZFアワードは公式練習のクラッシュから見事復活のTGR TEAM SARDが受賞

 スーパーGTのレースウイークに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたメカニックに贈られる『ZFアワード』。2022年に続き2023年も開催されることになり、4月15〜16日に岡山県の岡山国際サーキットで開催された第1戦では、公式練習でのクラッシュを修復し、ポイント獲得を果たしたTGR TEAM SARDに贈られることになった。 このZFアワードは、スーパーGTのレースウイークに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたメカニックに贈られるもの。2020年は新型コロナウイルスの影響で前半戦、後半戦、さらに年間賞と3回に分けて行われてきたが、2021年からふたたび毎戦行われている。 2023年最初のZFアワードとなったのは、ヘビーウエットだった公式練習でDENSO KOBELCO SARD GR Supraがクラッシュし、大きなダメージを負ったTGR TEAM SARD。LM corsaの...
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「ファンの皆さんに喜んでいただけるよう」スパークジャパンがスーパーGT全車両モデルカー制作へ意欲

 4月16日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されたスーパーGT第1戦の決勝日、シリーズをプロモートするGTアソシエイションは記者会見のなかで、改めて2023年から、スパークジャパンと1/43スケールのスーパーGTモデルカーの独占製造販売について締結したことを発表した。 スパークはヒューゴ・リパートが創設したグローバルなモデルカーメーカーで、2000年に販売を開始。F1やスポーツカーなどのレーシングカーのミニカーで世界的に高い評価を得ているが、1月にGTアソシエイションと、正規輸入代理店であるスパークジャパンが2023年からの1/43スケールのスーパーGTモデルカーの独占製作販売のライセンス契約を締結した。 第1戦岡山の決勝日には、このライセンス契約締結にあわせ、スパークジャパンの矢島貴子代表取締役が記者会見に出席。「2023年からスーパーGTの全車両を1/43スケールでモデル化をさせてい...
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より良いレース運営を目指して──。スーパーGT第1戦岡山来場者アンケート実施中!

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、4月15日~16日に岡山国際サーキットで開催された第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』について、現地観戦した方を対象としたインターネットでのアンケートを実施している。 このアンケートは、来場者からのさまざまな意見を聞くことによって、より満足度の高いレース運営を図るための資料として活用される。アクセスはPC、スマートフォン、タブレットから可能。 アンケートに回答してくれた方の中から抽選で、ドライバーサイン入りグッズなどをプレゼント! 回答受付は4月23日(日)24時まで。レース観戦をもっと面白くする取り組みに、ぜひご協力を。【2023 SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット 来場者アンケート】URL: />このサイトの記事を見る投稿 より良いレース運営を目指して──。スーパーGT第1戦岡山来場者アンケート実施中...
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全部見せます。2023年スーパーGTドライバーたちのレーシングスーツ姿&レースクイーン(1)

 4月15〜16日、岡山国際サーキットで開催されたスーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』。今季もGT500クラス、GT300クラスともに42台のマシンが出走したが、その主役であるGTドライバーたちも、2023年の新たなレーシングスーツに身を包み登場した。 2023年の開幕戦はようやくコロナ禍も明けつつあり、さまざまなイベントも復活。そんななか、今季開幕戦は荒天のなか非常に難しいレースが展開された。 さまざまなドラマもあった第1戦だが、決勝日に行われたドライバーアピアランスの映像でも、2023年の全84名のレーシングスーツ姿を観た方も多いのでは。とはいえ、まだ全身をしっかり観られていない! という方も多いはず。そこで今年もオートスポーツwebでは、ドライバーアピアランスの時間を使い、フォトグラファー3名で全チーム撮影を敢行した。 コロナ禍でスタートさせたこの企...
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全部見せます。2023年スーパーGTドライバーたちのレーシングスーツ姿&レースクイーン(2)

 4月15〜16日、岡山国際サーキットで開催されたスーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』。今季もGT500クラス、GT300クラスともに42台のマシンが出走したが、その主役であるGTドライバーたちも、2023年の新たなレーシングスーツに身を包み登場した。 2023年の開幕戦はようやくコロナ禍も明けつつあり、さまざまなイベントも復活。そんななか、今季開幕戦は荒天のなか非常に難しいレースが展開された。 さまざまなドラマもあった第1戦だが、決勝日に行われたドライバーアピアランスの映像でも、2023年の全84名のレーシングスーツ姿を観た方も多いのでは。とはいえ、まだ全身をしっかり観られていない! という方も多いはず。そこで今年もオートスポーツwebでは、ドライバーアピアランスの時間を使い、フォトグラファー3名で全チーム撮影を敢行した。 コロナ禍でスタートさせたこの企...
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全部見せます。2023年スーパーGTドライバーたちのレーシングスーツ姿&レースクイーン(3)

 4月15〜16日、岡山国際サーキットで開催されたスーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』。今季もGT500クラス、GT300クラスともに42台のマシンが出走したが、その主役であるGTドライバーたちも、2023年の新たなレーシングスーツに身を包み登場した。 2023年の開幕戦はようやくコロナ禍も明けつつあり、さまざまなイベントも復活。そんななか、今季開幕戦は荒天のなか非常に難しいレースが展開された。 さまざまなドラマもあった第1戦だが、決勝日に行われたドライバーアピアランスの映像でも、2023年の全84名のレーシングスーツ姿を観た方も多いのでは。とはいえ、まだ全身をしっかり観られていない! という方も多いはず。そこで今年もオートスポーツwebでは、ドライバーアピアランスの時間を使い、フォトグラファー3名で全チーム撮影を敢行した。 コロナ禍でスタートさせたこの企...
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上位争いからのクラッシュ。PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMGが経験した天国と地獄

 4月16日に岡山県の岡山国際サーキットで開催された2023年スーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の決勝。今季はバーチャルYouTuber(VTuber)グループ『ぶいすぽっ!』とのコラボで注目を集めるPACIFIC ぶいすぽっ NAC AMGは、レース中に上位を争っていながらもリタイアに終わった。 週末を通して不安定な天候のなかで行われた2023スーパーGT第1戦岡山。体制を刷新してからの初戦を迎えたPACIFIC ぶいすぽっ NAC AMGは予選11番手から決勝レースをスタートし、ベテランの阪口良平が「やれることはできた」との言葉どおり、ダンプコンディションとレース展開を味方につけて一時はクラストップに立つ活躍を披露する。 岡山国際サーキットを「住んでいるんじゃないかというくらい走り込んでいる」という阪口だけに、難コンディションをものともせず39周目に...
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61周での赤旗提示でレース終了となったスーパーGT第1戦岡山のフルポイントの理由は

 4月16日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されたスーパーGT第1戦の決勝レース。スタート直後の強雨、さらに天候が回復してのドライアップ、さらにふたたびの強雨と大荒れのレースとなったが、最終的にGT500車両が61周を消化した16時24分に、赤旗提示をもってレース終了と判断された。この結果にともない、シリーズポイントはレース成立時のフルポイントが与えられているが、その理由を説明しておこう。 スーパーGTでは、スポーティングレギュレーションの第7条『シリーズ得点』のなかに、下記の項目がある。3)不可抗力によるレース中止、レース終了の取り扱い:(1)先頭競技車両が2周回を完了する前にレースが中止された場合レースは成立せず、各決勝レースのシリーズ得点は与えられない。(2)先頭競技車両が2周回を完了し、かつ走行距離が当初のレース距離、もしくは当初レース時間の75%未満でレースが中止・終了した場合...
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「そんなミラクルあっていいのか」「もしかしたら2位」「何が何だかわからない(笑)」【第1戦GT500決勝MixVoice2】

 大雨に雹(ひょう)、そして落雷と悪天候に襲われ、3度の赤旗で終了するという過去に類を見ない大波乱のレースとなった2023年スーパーGT開幕戦岡山。時間制限直前の赤旗中止となったが、レース後に状況を聞くことのできたドライバーたちの声をお届けする。■64号車Modulo NSX-GT 太田格之進 予選3番手/決勝10位「もしかしたら2位にいけたかも」 3番手から伊沢拓也がステアリングを握りスタートしたModulo NSX-GTは、ドライコンディションのレース序盤でポジションを下げたものの、40周を終えて11番で太田に代わり、路面コンディションも変わったことでペースを取り戻し、前のマシンに追いつく勢いをみせた。「僕に代わった時のドライでのスティントは、すごくペースが良くて、その時はコース上で一番速いくらいだったみたいです。前のクルマにも追いついていって『3~4台くらいパスできるのではない...
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TGR TEAM ZENT CERUMO 2023スーパーGT第1戦岡山 決勝レポート

2023 AUTOBACS SUPER GT ReportOKAYAMA GT 300km RACE第1戦 岡山国際サーキットZENT CERUMO GR Supra#38 立川祐路/石浦宏明◆4月16日(日) RACE決勝結果 5位 朝から降り続いた雨のなか、変わりゆくコース上の水量に翻弄された予選日を経て、2023年のSUPER GT開幕戦となる第1戦の決勝日がやってきた。迎えた4月16日(日)の岡山国際サーキットは朝から晴天に恵まれたものの、午後1時30分からの決勝レースを前に少しずつ雲が増え始めた。 レース直前に行われた8分間のウォームアップ走行では、ZENT CERUMO GR Supraは立川祐路がステアリングを握り、今週末初めて履いたドライタイヤを試したが、感触は悪くない。そのフィーリングをもとに、スタート直後から立川は14番手から1台をパス。13番手に浮上する。 GT500...
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DTM王者ブルーノ・スペングラー、初参戦のスーパーGTを楽しむ「クレイジーなレースだったね!」

 4月16日、岡山国際サーキットで開催されたスーパーGT第1戦岡山の決勝レース。序盤からの雨、さらにレース途中のドライアップ、さらに度重なるセーフティカーランや赤旗中断と荒れたレースとなったが、Studie BMW M4から初めての決勝に臨んだ2012年DTMドイツ・ツーリングカー選手権王者ブルーノ・スペングラーは、初めてのスーパーGTを大いに楽しんだ様子だった。 今季、大黒柱の荒聖治のパートナーとして2012年DTM王者のスペングラーと柳田真孝を起用したBMW Team Studie ×CRS。BMWワークスドライバーの来日は大きな話題となったが、3月の岡山公式テストで初めてチームに加わると、スーパーGTの環境にもすぐに対応していった。 この第1戦は、スペングラーにとって2回目のチームとの仕事だったが、早くも打ち解けた様子でリラックスした様子でレースウイークを戦っていった。雨の中の...
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混乱のレース展開で名門にまさかのミス「ポストもまったく見えませんでした」「トムスとしては大失態」【第1戦GT500決勝MixVoice1】

 2度のFCY(フルコースイエロー)、3度のSC(セーフティカー)に3度の赤旗で終了するという過去に類を見ない大波乱のレースとなった2023年スーパーGT開幕戦岡山。その中でも今回、大きなチャンスを得ながらまさかのミスで2台ともノーポイントに終わってしまったトムスの2台の状況を聞いた。■36号車au TOM’S GR Supra、最後のピットストップでタイヤ交換ミス10番手スタートから着々と追い上げたau TOM’S GR Supra。1度目の赤旗中断時にはトップに立っていたものの、雨が降りしきるなかでスリックタイヤを装着していたため、セーフティカー先導中にピットレーンオープンになったタイミングで、ウエットタイヤへの交換を行った。しかし、左フロントタイヤのナットが取り付けられる前に、ジャッキが降りてしまい、36号車のステアリングを握っていた宮田莉朋は発進。ピットアウトするものの、走行...
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HACHI-ICHI GR Supra GTが幸運舞い込み3位表彰台へ「今季浮上するきっかけになれば」

 4月16日、岡山国際サーキットで開催されたスーパーGT第1戦岡山の決勝レースは、2回のフルコースイエロー、3回のセーフティカー、さらに3回の赤旗と、不安定な天候のなかで近年まれにみる荒れた展開のレースとなった。そんななか、GT300クラスで3位を獲得したのは、佐藤公哉/三宅淳詞組HACHI-ICHI GR Supra GT。終盤まで11番手周辺を走っていたが、2回目の赤旗中断後のピットで、大ジャンプアップを果たしての表彰台となった。 2022年はさまざまな出来事があり、なかなか浮上のきっかけをつかむことができなかったMax Racing。今季も佐藤と三宅のコンビを継続して臨んだチームに、荒れたレース展開の最後に大きな幸運が転がり込んでくることになった。 序盤の強雨の後、急速に路面が乾く展開となっていた今回の第1戦では、ふたたび雨が降り出した直後の46周目、SUBARU BRZ R&...
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いきなりの雨にクインタレッリ「やめてくれ」。松田次生「2023年は23号車の年にしたい」【第1戦GT500優勝会見】

 岡山国際サーキットで開催された2023スーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』。4月16日の午後に行われた決勝レースを終え、GT500クラスで優勝を飾ったMOTUL AUTECH Zの松田次生とロニー・クインタレッリが決勝を振り返り、次戦への展望を語った。ロニー・クインタレッリ/第1スティント担当「昨日からすごく流れが良くて、一年半ぶりの優勝を手にすることができました。シーズンオフからチームの雰囲気もよく、本来の23号車らしく戻ってきたなと感じていたので、今シーズンはいけるという感触がありました。ですので、こうして岡山の開幕戦からポール・トウ・ウインで優勝することができて、とにかく嬉しいです。ニスモのスタッフのみなさんとミシュランのみなさんに感謝しています」「自分のスティントに関しては、スタート前に、レース後半に雨が降り出すかもしれないと聞いていたので、(後...
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UPGARAGE NSXが18番手から大逆転優勝。早めのピット作戦で大幅順位アップ【第1戦岡山GT300決勝レポート】

 4月16日、岡山県の岡山国際サーキットで2023年スーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の決勝レースが行われ、GT300クラスはUPGARAGE NSX GT3(小林崇志/小出峻)がチームにとって5年ぶりの優勝を飾った。 いよいよ新シーズンが開幕する2023年のスーパーGT。今年も第1戦の舞台となった岡山国際サーキットは、土曜予選日は雨に見舞われたものの、日曜決勝日は一転して太陽が顔を出し、ドライコンディションで12時のウォームアップ走行が行われることに。しかし天気予報は午後から夕方にかけて降雨が予報されており、依然として天候が読めないなか決勝レーススタートのときを迎えた。 フォーメーションラップ開始直前の気温は19度となり、路面温度は30度、湿度は44%というコンディションで13時30分に各マシンがグリッドを離れ、、岡山県警察の先導のもとパレードラップ、...
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【順位結果】2023スーパーGT第1戦岡山 決勝

 4月16日、2023スーパーGT第1戦の決勝レースが岡山国際サーキットで行われ、3度目の赤旗をもってレース終了という大荒れの展開となるなか、GT500クラスは23号車MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が優勝を飾った。2位に3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)、3位に8号車ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹)が続いた。 GT300クラスはUPGARAGE NSX GT3(小林崇志/小出峻)が制し、2位にLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)、3位はHACHI-ICHI GR Supra GT(佐藤公哉/三宅淳詞)という結果になった。■2023スーパーGT第1戦岡山 GT500決勝暫定結果(編集部集計)Pos.No.TeamCarDriverTireSWTime/GapLaps123NISMOMOTUL...
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CNF導入の現在の課題。ふたたび熱を帯びてきた海外での開催とコラボ【第1戦/GTA定例記者会見】

 4月16日、のスーパーGT第1戦岡山の決勝レース前に、シリーズをプロモートするGTアソシエイション(GTA)の坂東正明代表による定例記者会見が行われ、今シーズンから導入されるカーボンニュートラル・フューエル(CNF/GTA R100)のGT300クラスにおける開幕2戦の投入延期、そして今後のスーパーGTの海外イベント開催、ふたたび会話が始まった海外カテゴリー、海外自動車メーカーとのコラボ、さらに次期GT500車両規定の方向性などについて説明された。■CNFは第2戦後GT300のテストを実施 スーパーGTでは、今シーズンからGTAが主導してCNFの使用が進められているが、GT500クラスでは開幕戦から使用されているものの、GT300クラスについては開幕前の公式テストでの試用の結果、第2戦まではこれまで同様のハイオクガソリンが使用され、CNFの導入は第3戦からに延期されることが先日アナ...
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【タイム結果】2023スーパーGT第1戦岡山 ウォームアップ走行

 4月16日、2023スーパーGT第1戦のウォームアップ走行が岡山国際サーキットで行われ、GT500クラスは16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)、GT300クラスは65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)がトップタイムを記録した。■2023スーパーGT第1戦岡山 GT500ウォームアップ結果(編集部計)Pos.No.TeamCarDriverTireSWTimeLaps116ARTAARTA MUGEN NSX-GT福住仁嶺/大津弘樹BS0kg1’20.005122100TEAM KUNIMITSUSTANLEY NSX-GT山本尚貴/牧野任祐BS0kg1’20.1291133NDDP RACINGNiterra MOTUL Z千代勝正/高星明誠MI0kg1’20.37112438TGR TEAM ZEN...
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TGR TEAM ZENT CERUMO 2023スーパーGT第1戦岡山 予選レポート

2023 AUTOBACS SUPER GT ReportOKAYAMA GT 300km RACE第1戦 岡山国際サーキットZENT CERUMO GR Supra#38 立川祐路/石浦宏明◆4月15日(土) QUALIFY公式予選結果 14位 相次ぐ不運に見舞われ、悔しいシーズンとなった2022年。そんな一年の借りを返すべく、TGR TEAM ZENT CERUMOはオフシーズンの雌伏のときを経て、いよいよ2023年の開幕戦を迎えた。今季もSUPER GTの開幕の舞台は、岡山県の岡山国際サーキット。タイトでテクニカルなレイアウトで、毎年数多くのドラマがあるコースだ。 そんな岡山での開幕戦に向け、TGR TEAM ZENT CERUMOは2月のメーカーテスト、3月の公式テストなど走行の機会を活かしZENT CERUMO GR Supraのセットアップやタイヤ開発を続けてきた。ただ、...
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変わりゆく公式予選での水量が演出したGT300ウエットタイヤウォーズ。決勝も読めない!?

 4月15日、岡山県の岡山国際サーキットで行われたスーパーGT第1戦の公式予選。GT300クラスは最終的に予選Q1のB組、そしてQ2でトップタイムを記録した蒲生尚弥/篠原拓朗組LEON PYRAMID AMGが開幕ポールポジションを獲得したが、GT500クラス同様、GT300もタイヤメーカーの差が大きく出る予選となった。 今シーズンの開幕戦となった第1戦岡山は、午前の公式練習からウエットコンディション。午後の予選は強い雨の予報が出ており、14時からスタートしたQ1のA組は、予報どおり非常に強い雨のなかでの走行となった。 結果的に開始から9分33秒を過ぎた時点で、セッションはコンディション悪化のため赤旗となり、そのまま終了となるのだが、このA組での上位はこんな顔ぶれだった。1 シェイドレーシング GR86 GT(平中克幸) 1’43.675 DL2 K-tunes RC F...
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悔しさ残る面々……「ハメられた」「今は人に会いたくない」「宙に舞った」「今日のままなら歯が立たない」【GT500予選後MixVoice】

 ウエットコンディションとなったスーパーGT第1戦、開幕戦の岡山予選。タイヤ選択、セットアップの難しい中、各チームはどのように予選を戦ったのか。予選後に聞くことができたドライバー、エンジニア、そしてチーム関係者の声を集めた。●「満足はしていないけど満足、という難しい心境」#19 WedsSport ADVAN GR Supra 予選5番手 坂東正敬監督 このオフ、ミシュランに似た3本のグルーブド(縦溝)が特徴的な新型ウエットタイヤを投入してきたヨコハマ陣営。その最初のウエットタイヤ対決ではミシュランがワン・ツー、そしてダンロップが3番手となり、ヨコハマ勢では19号車WedsSport ADVAN GR Supraが5番手の最上位となった。新投入のタイヤでの5番手獲得、19号車の坂東正敬監督も複雑な心境だった。「どのチームも同じだったと思うのですけど、正直、シーズンオフに一度しかウエッ...
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またもやぶっつけ予選のModulo太田格之進「本当に良かった」見事3番手獲得。新コンビDeloitteのふたりも6番手に安堵

 岡山国際サーキットで行われている2023スーパーGT第1戦岡山。GT500クラスではミシュランタイヤを履くニッサンZの2台がフロントロウを独占する結果となったが、そこに喰らいつく3番手を獲得したのが、GT500デビュー戦となるModulo NSX-GTの太田格之進だ。 今年はスーパーGTのGT500クラスに加えて、スーパーフォーミュラもデビューイヤーを迎えている太田。3月には大クラッシュを喫したこともあり、何かと話題となり、オートスポーツwebで取り上げる機会も何度かあった。 今回は初めてのGT500予選アタック見事3番手タイムを獲得できた安堵感もあってか、取材のためICレコーダーの録音を始めると、太田はそのマイク部分に近づいて開口一番「オートスポーツwebさん、いつも書いてくれてありがとうございます!!」と、元気よくコメント。いつになく興奮気味の様子だった。 ウエットコンディショ...
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通算5度目となるPP獲得の蒲生尚弥「どんなコンディションになっても諦めない」【第1戦GT300予選会見】

 岡山国際サーキットで開催されている2023スーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』。4月15日の午後に行われたGT300クラス公式予選を終え、ポールポジションを獲得したLEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥と篠原拓朗が予選を振り返り、明日の決勝レースへの展望を語った。篠原拓朗Q1担当/ベストタイム:1分38秒256「開幕戦をポールポジションという素晴らしい位置からスタートできることとなり本当に嬉しいです。Q1に向けて、公式練習では雨量の関係もあり、あまり走行を重ねられなかったのですけれど、そのなかで蒲生選手のデータを穴が開くくらいに、しっかりと見させていただいたおかげで、いろいろと調整できたことで、(蒲生担当の)Q2も良い順位で終えられたのかなと思います」「僕自身、開幕戦ポールからのスタートというのは初めてなので非常に緊張します。でも、シーズン最初のレー...
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松田次生「“ゾーン”に入って無心で走れた。自分でもこのタイムはびっくり」【第1戦GT500予選会見】

 岡山国際サーキットで開催されている2023スーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』。4月15日の午後に行われたGT500クラス公式予選を終え、ポールポジションを獲得したMOTUL AUTECH Zの松田次生とロニー・クインタレッリが予選を振り返り、明日の決勝レースへの展望を語った。ロニー・クインタレッリQ1担当/ベストタイム:1分29秒659「午前中は雨が非常に多く、私達が持ち込んできたタイヤとは少し合わない部分がありました。ただ、午後のQ1に向けてだいぶ雨量が減ると、僕たちがメインで持ってきたタイヤがうまく機能するようになりました。Q1に関しては少し柔らかめのタイヤで行きましたが、最終的にタイムの伸びは思ったところまでは届かず。それでも十分にQ1を突破できました」「とにかく……ここに来る前に(富士公式テストのクラッシュから)ニスモのスタッフの皆さんがクルマ...
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LEON AMGの蒲生尚弥が0.7秒差のポール。ブリヂストンがウエットで1-2【第1戦岡山GT300予選レポート】

 4月15日、2023年スーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の公式予選が岡山県の岡山国際サーキットで行われ、GT300クラスはLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)がポールポジションを獲得した。 いよいよ新シーズンの開幕を迎えた2023年のスーパーGT。予選日の午前中に行われた公式練習はヘビーウエットコンディションとなり、最終的には天候悪化の影響で赤旗終了となるなか、Studie BMW M4(荒聖治/ブルーノ・スペングラー)がトップでセッションを終えた。雨はその後も振り続けたことから、午後の予選は当初のスケジュールの各セッション10分間から15分間に変更されて行われることになった。■Q1 A組:天候悪化でまさかの赤旗終了に GT300Q1 A組は気温13度、路面温度14度、湿度90%というコンディションで定刻どおり14時にセッション開始を...