
NASA、アルテミス計画の月着陸船を開発する2番目の企業にブルー・オリジンを選定
アメリカ航空宇宙局(NASA)は5月19日付で、有人月面探査計画「アルテミス」で使用される着陸船「有人着陸システム(HLS:Human Landing System)」の開発を担当する2番目の企業としてブルー・オリジンを選定したと発表しました。契約額は34億ドルです。【2023年5月23日13時】【▲ ブルー・オリジンが開発する月着陸船「ブルー・ムーン」のコンセプト(Credit: Blue Origin)】NASAのアルテミス計画は月面での持続的な探査活動や将来の有人火星探査を見据えた取り組みで、1960~70年代に実施された「アポロ計画」以来となる有人月面探査が予定されています。アルテミス計画における初の月面着陸は2025年に予定されている「アルテミス3」ミッションで、2名の宇宙飛行士が月の南極周辺に降り立ち、月に埋蔵されているとみられる水の氷の探査などを行います。アルテミス3に先立ち...