
個人で最も多くの競技用フェラーリを所有しレースに参加した男、デビッド・パイパー。けしてレッドのフェラーリに乗らず、グリーンのみを選択した理由とは
| デビッド・パイパーほど黄金時代のフェラーリのレーシングカーを多数所有し、レースに参戦してきた人物は他にいない |250GTOは7台、250LMは6台も乗り継いでいる(そのうち6台は長年にわたり継続して所有している)さて、サーキットを走るフェラーリといえば「ロッソ・コルサ」と相場が決まっていますが、フェラーリのサポートを受けたレーシングドライバーであっても「ロッソ・コルサではない」フェラーリばかりを駆った人物が存在します。今回フェラーリが公式コンテンツとして”常に自分らしく生きてきた人物”として紹介するデビッド・パイパーがこそがその人であるのですが、いったいどういったドライバーであったのかを見てみましょう。デビッド・パイパーとフェラーリとの関係性は250GTOに端を発するデビッド・パイパーは1930年にこの世に生を受け、1960年代にはレーシングドライバーとしての名声を獲得すること...