セザール・ラモス

thumbnail image フェルナンド・ジュリアネッリ

ジャン・トッド電撃訪問の週末はトヨタのラモスが先勝。ピケJr.とバリチェロも表彰台に/SCB第7戦

 新時代に向け歩みを進める南米大陸最高峰、SCBストックカー・ブラジル“プロ・シリーズ”の2023年第7戦が、シリーズではおなじみゴイアニアで8月25~27日の週末に開催され、これが歴史上600戦目を数える節目のイベントであることを記念し『GPシルバラード・ストックカー600』と銘打たれた。 そのパドックには元FIA国際自動車連盟会長のジャン・トッドが電撃訪問するなど華やかな雰囲気となるなか、レース1ではTOYOTA GAZOO Racingブラジル陣営のセザール・ラモス(イピランガ・レーシング/トヨタ・カローラ)がポール・トゥ・ウインを達成。 続くレース2ではアッティラ・アブレウ(ポール・モータースポーツ/シボレー・クルーズ)が2021年以来となる通算18勝目を飾るとともに、両レースを通じて王者ルーベンス・バリチェロ(フルタイム・スポーツ/トヨタ・カローラ)やネルソン・ピケJr.(...
thumbnail image ルーベンス・バリチェロ

シリーズ発祥の地でカミーロが最多勝記録更新。バリチェロも19番手から大逆転勝利/SCB第3戦

 カテゴリーが44年前に初めて産声を挙げた記念すべき場所。SCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”は、同国南部ポルト・アレグレはヴィアマンにある発祥の地、アウトドローモ・デ・タルマに帰還。2023年第3戦が5月20〜21日に開催され、オープニングは開幕勝者チアゴ・カミーロ(イピランガ・レーシング/トヨタ・カローラ)が予選ポールポジションからの“ライト・トゥ・フラッグ”を決め、シリーズ通算勝利数を39にまで伸ばす結果に。 続くレース2では、19番手スタートながらタイヤ戦略も駆使した王者ルーベンス・バリチェロ(フルタイム・スポーツ/トヨタ・カローラ)が、金曜日に愛息でチームメイトの“ドゥドゥ”こと、エドゥアルドのクラッシュなども乗り越え、エモーショナルな大逆転勝利を飾っている。 国内モータースポーツの最も重要なサーキットのひとつに数えられ、参戦ドライバーの誰もが「タルマは特別」と語る...
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王者カサグランデが復調のポール・トゥ・ウイン。マウリシオが選手権首位浮上/SCB第2戦

 2023年SCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”の第2戦が4月22〜23日にインテルラゴスで開催され、王者ルーベンス・バリチェロ(フルタイムスポーツ/トヨタ・カローラ)とともにこのF1トラックを得意とするドライバーのひとり、2021年チャンピオンのガブリエル・カサグランデ(A.マティス・フォーゲル/シボレー・クルーズ)が復調のポール・トゥ・ウインを達成。続くレース2では同じくサンパウロ・マイスターの“3冠”リカルド・マウリシオ(ユーロファーマRC/シボレー・クルーズ)が同トラック最多勝となる7勝目を手にしている。 ブラジルにおける『モータースポーツの殿堂』として不動の地位を築くホセ-カルロス・パーチェは、SCBに参戦する現役ドライバーの多くも「大好きなトラック」と称して得意コースに挙げるが、なかでも昨季ここで自身2度目のタイトルを決めたバリチェロや、2年前にチャンピオンを確定...
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3冠男ダニエル・セラがオープニング制覇で首位発進。トヨタのチアゴ・カミーロも勝利/SCB開幕戦

 今季がシリーズ創設45周年の記念すべき年となったブラジル最大の“ティントップ”選手権、2023年SCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”が3月31〜4月2日にゴイアニアで開幕を迎えた。 導入された新要素により、予選こそ“伏兵”ブルーノ・バプティスタ(RCMモータースポーツ/トヨタ・カローラ)が通算3度目のポールポジションを奪ったものの、決勝では実力者たちが躍進。レース1はシリーズ3連覇を記録する盟主ダニエル・セラ(ユーロファーマRC/シボレー・クルーズ)がオープニングヒートを制圧し、続くレース2は直前のオートバイ事故で親類を亡くしたチアゴ・カミーロ(イピランガ・レーシング/トヨタ・カローラ)が、元ドライバーの叔父に捧げる涙の勝利を飾っている。 2020年より南米大陸が誇るストック・シリーズに参入したTOYOTA GAZOO Racingブラジルと、シボレー・クルーズ勢による対決...
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2023年新体制、続々。TOYOTA GAZOO Racingブラジル陣営がカローラの新カラーを披露/SCB

 昨季はルーベンス・バリチェロ(フルタイムスポーツ/トヨタ・カローラ)が2014年以来となる自身2度目のシリーズチャンピオンを獲得したSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”だが、そんな新王者擁するTOYOTA GAZOO Racingブラジル陣営が続々と新体制を発表。すでに昨季最終戦後にもアナウンスされたトップドライバーたちに続き、新鋭らを中心にトヨタ・カローラの2023年カラーリングが公開されている。 昨年12月10~11日の最終戦を終え、その段階で多くのラインアップを確定させていたTGRブラジル陣営だが、シリーズを代表する強豪フルタイムスポーツのサテライト的立ち位置となるフルタイム・バッサーニでは、早々にトニー・カナーンの残留が決定。エントリー名のテキサコ・レーシングを含め体制維持で挑むとともに、その僚友として2022年は初優勝達成からタイトル争いにも絡んだ隣国アルゼンチン...