ジュリアーノ・サルヴィ

thumbnail image 2023WEC第2戦ポルティマオ

51号車にブレーキトラブル発生。フェラーリ、ダブル表彰台逃すも「ポジティブに捉える」/WEC第2戦

 フェラーリのGTおよびスポーツカーレース&テストマネージャーは、フェラーリ・AFコルセがWEC世界耐久選手権第2戦『ポルティマオ6時間レース』で1台のマシンにブレーキトラブルを抱えダブルポディウム・フィニッシュの可能性を逃したものの、もう1台が2位になったことについて「ポジティブに捉えるべき」だと評価した。 ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセン、アントニオ・フオコがドライブする50号車フェラーリ499Pは、4月16日(日)にポルトガルのアルガルベ国際サーキットで行われたWEC第2戦で総合2位となり、開幕戦セブリング1000マイルでの総合3位を上回るリザルトを得た。 フェラーリ・AFコルセは、このポルティマオ6時間のレース中にライバルの7号車トヨタGR010ハイブリッドがトルクセンサーのトラブルによるドライブシャフト交換を強いられたあと、2台のフェラーリ499Pで表彰台の2枠を確保...
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WECハイパーカーに挑むフェラーリ、開幕戦前の公式テストは「初登校のようだった」

 3月11~12日にセブリングで行われたWEC世界耐久選手権の公式テスト“プロローグ”は、今年ハイパーカークラスにデビューするフェラーリAFコルセにとって、「初登校」のようなものだったと同メーカーのGTおよびスポーツカーレース&テストマネージャーは語った。 イタリアのル・マン・ハイパーカー(LMH)メーカーは、2022年の夏から非公開でテストを行ってきた新しいハイブリッドLMHを、初めてWECの公式セッションで走らせた。 フェラーリのジュリアーノ・サルヴィは記者団に対し、AFコルセのファクトリーチームは、マシンの「ディテール」を確認する必要があるものの、プロローグの結果にはおおむね満足していると述べた。 彼はまた、日曜日の朝にジェームス・カラド駆る51号車フェラーリ499Pがターン1でクラッシュしたことについて、WECが新たにタイヤウォーマーを禁止したことが原因であるとしたうえで、次...