
EUが「ユーロ7導入内容を緩和」。事実上は自動車メーカーの要求を聞き入れた形となるものの、現在の自動車メーカーは頻繁に行われる規制変更に翻弄されることに
| 規制の内容が変わってしまうことで、自動車メーカーの行ってきた投資や努力が無駄になる場合も |場合によっては、ある自動車メーカーが築いてきたアドバンテージが消失してしまうケースもあるさて、先日は英国が「ガソリン / ディーゼルエンジンを搭載する新車の販売禁止を2030年から2035年に延期する」と発表しましたが、今回は欧州連合(EU)が「複数の自動車メーカーが反発する中、ユーロ7の排出ガス規制を緩和することで合意したと発表」。大きな変更点は、自動車(乗用車)と(商用)バンは”より厳しい排出ガス規制”の対象から外され、ユーロ6の試験と排出ガス規制が維持されることであり、事実上「異議を唱えた自動車メーカー側の勝利」と言えるかもしれません。※バスや大型車に対する規制はユーロ7が適用され強化されるなお、これは正式決定とはいえ、まだ最終決定ではないことには注意を要し、EUの輪番議長国であるス...