大湯都史樹

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大湯都史樹、鈴鹿初走行ピアストリの走りに「ビックリ!」【F1日本GP国内ドライバーに聞く】

 鈴鹿サーキットで開幕した2023年F1第17戦日本GP。パドックには多くのゲストが訪れ賑わいを見せているが、なかには国内トップカテゴリーに参戦しているドライバーも多数来場している。そのひとりがスーパーGTでARTA MUGEN NSX-GTの8号車をドライブし、先日の第6戦SUGOでGT500初優勝を飾った大湯都史樹だ。 大湯は以前からポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン(PCCJ)に参戦しているMOTOKI(47TRADING with Rn-sports)をサポートしており、今回も彼のアドバイザーとして現場に帯同している。 PCCJの走行セッションでピットレーンに行く以外は、基本的にF1のパドックに顔を出す予定はないとのことだ。「(角田)裕毅は勝手に頑張ってくれると思いますし『頑張ってください!』という感じです。昨年は(パドックの中に)行っていましたけど、あまり邪魔はしたくないの...
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SUGOで新たな名バトル。チャンスを待ち続けたAstemo塚越広大 vs タイヤ選択で誤算があったARTA大湯都史樹

 途中に赤旗中断があるなど大波乱の展開となった2023スーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』。再開後のレース後半は17号車Astemo NSX-GTの塚越広大と8号車ARTA NSX-GTの大湯都史樹によるトップ争いが白熱し、最後まで緊張感の高いバトルが繰り広げられた。 赤旗からの再開時は17号車が先行していたが、その背後につけていた8号車の大湯が52周目の1コーナーで一瞬の隙をついてインに飛び込みトップに浮上。その後はGT300クラスとの兼ね合いで2~3秒のギャップができることはあったが、常に2台が接近した状態でレース終盤に向かっていった。 そして、チェッカーまで残り10周を切った76周目の最終コーナーでGT300の車両をアウトから処理しようとした8号車に対し、17号車はイン側から抜きにかかり、そのまま8号車も攻略。最後は7秒のリードを築いてトップチェッカーを受...
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野尻「なんとかギリギリ突破してホッと」大湯「明日は気負わずに」【第6戦GT500予選会見】

 宮城県のスポーツランドSUGOで開催されている2023スーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』。9月16日の午後に行われたGT500クラス公式予選を終え、ポールポジションを獲得した8号車ARTA MUGEN NSX-GTの野尻智紀と大湯都史樹が予選を振り返り、明日の決勝レースへの展望を語った。野尻智紀 Q1担当/ベストタイム:1分10秒498「自分達に優勝の期待がかかっていることは分かっていましたが、朝は天候の不安もありましたし、クルマの調子はどうなのだろうかと不安に思いながら予選日を迎えました」「ただ、朝の走行から予選にかけてチームのみんながいい働きをしてくれたので、クルマのパフォーマンスはかなり上がったなと感じました」「Q1の走行については、他車に引っかかりつつもなんとかギリギリ突破して大湯選手につなぐことができたのでホッとしています」「大湯選手の前回の雪辱を...
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8号車ARTA大湯都史樹がGT500初ポール獲得。雨上がりにも関わらず3台がレコードタイム更新【第6戦GT500予選レポート】

 残暑に加え、不安定な空模様の続くスポーツランドSUGOでのスーパーGT第6戦、GT500クラス公式予選は、大湯都史樹がQ2アタッカーを担当した8号車ARTA MUGEN NSX-GTがポールポジションを獲得。これで前戦鈴鹿でポール・トゥ・ウインを決めている僚友16号車に続き、ホンダ陣営で“ラストイヤー”を戦うホンダNSX-GTが、後半戦の巻き返しに向け2戦連続で最速の座を射止めている。 前日搬入日からまとまった雨に見舞われた宮城県でのレースウイークは、9月16日(土)の予選日未明にもわずかに雨が落ち、サポートレースでも赤旗が発生する走り出しに。午前9時15分からの公式練習は定刻どおり始まったものの、セッション開始時点で湿度は92%というウエット宣言下での走行となった。 それでも曇り空で雨を堪えたトラック上は約2時間のうちにドライアップが進み、路面温度も25度からGT300占有走行を...
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映画『グランツーリスモ』公開を祝しプーマが9月3日にイベント開催。大湯都史樹&織戸茉彩が出演

 9月15日にいよいよ日本でも公開が迫っている映画『グランツーリスモ』。バーチャルからリアルへの挑戦を叶え、日本でも活躍したヤン・マーデンボローを描いたモータースポーツファン必見の映画だが、劇中で出演者が着用しているレーシングスーツやT7ジャケットをサポートしているプーマは、映画の日本公開を祝したイベントを9月3日(日)に、アクアシティお台場で開催する。 リアルドライビングシミュレーターであるグランツーリスモは、2008年からニッサンとともにバーチャルドライバーからリアルレースに挑戦するドライバーを育てる『GTアカデミー』を展開。現在もリアルレースで活躍する多くのドライバーを育ててきた。そのなかでもリアルレースで活躍をみせたマーデンボローの挑戦を描いた実話をもとにしたものが映画『グランツーリスモ』だ。 日本での上映も9月15日(日)と近づいているが、公開を祝し9月3日(日)に、劇中で...
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スーパーフォーミュラ第7戦【モビリティリゾートもてぎ】野尻智紀が完勝で今季2勝目!チャンピオン争いは三つ巴の様相に

2023年8月20日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦が栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催され、野尻智紀(TEAM MUGEN)が今季2勝目を挙げた。平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が2位、3位には大湯都史樹(TGM Grand Prix)が入っ……このサイトの記事を見る投稿 スーパーフォーミュラ第7戦【モビリティリゾートもてぎ】野尻智紀が完勝で今季2勝目!チャンピオン争いは三つ巴の様相に は 自動車アンテナ に最初に表示されました。...
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野尻智紀「レース後に和解したと思っています」田中洋克監督「ローソンとはしっかりと話し込んでいきたい」【SF第7戦決勝会見】

 8月20日にモビリティリゾートもてぎで開催された2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦。決勝後の会見で今季2勝目を飾った野尻智紀(TEAM MUGEN)、2位の平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、3位の大湯都史樹(TGM Grand Prix)、そしてTEAM MUGENの田中洋克監督がレースを振り返った。■野尻智紀(TEAM MUGEN)決勝 優勝「優勝でき本当に嬉しいです。チームとファンのみなさんの応援に心から感謝したいと思います」「レースに関してはスタート直後の1〜2コーナーでリアム・ローソン選手とサイド・バイ・サイドだった、というところがみなさんも知りたいところだと思うのですけど、僕としてはギリギリ……すぎるくらいのところでとどめられたかなという感触でした。その後はああいうクラッシュもあり、というところで、そこはジャッジ(審判員)が判断すればい...
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大湯都史樹が“欠場ラウンドで得たペース”。復帰戦予選4番手も「前にプレッシャーをかける展開にもできる」/第7戦予選

 第6戦富士の欠場を経て、大湯都史樹(TGM Grand Prix)が第7戦モビリティリゾートもてぎでスーパーフォーミュラに復帰した。6月の富士公式テスト以来、およそ2カ月ぶりのSF23ドライブとなった大湯だが、予選Q1・B組をトップタイムで通過する速さを発揮。Q2では4番手となったが、まずまずの“復帰戦”となったのではないだろうか。 予選後、大湯と上城直也エンジニアに話を聞くと、欠場した富士ラウンドで後半戦に向けた“きっかけ”を見つけていたことも分かった。■「間違いなくポールだ」と思ったQ1後 大湯は7月の第6戦開催週に入り、トレーニング中に鎖骨を骨折。ドクターストップがかかって富士戦は欠場となり、代役の大津弘樹が参戦した。当初、大湯は完治まで3カ月かかることを明かしていたが、8月1週目のスーパーGT第4戦で早くもレース復帰を果たしている。 そのGTから2週間で迎えたスーパーフォー...
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「少し無理をしている」怪我から復帰の大湯都史樹の予選状況。ARTA MUGENの2台にチャンス到来

 名門チームのARTAと無限(TEAM MUGEN)がタッグを組み、今季から8号車と16号車の2台を走らせるARTA MUGEN。静岡県の富士スピードウェイで開催されている2023スーパーGT第4戦『FUJI GT 450km RACE』では、午前に行われた公式練習をワン・ツーで終えると、午後の予選でもポールポジションこそ獲得ならなかったが、16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が2番手、さらに8号車ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹/木村偉織)が3番手につけ速さを披露した。両車のドライバーが予選日を振り返った。■0.050秒差の2番手に「とてもとても悔しい」大津弘樹 予選2番手となった福住/大津組の16号車。15時53分に開始されたQ1を担当した福住は1分27秒858のトップタイムで終えた予選を次のように振り返った。「(アタックは)か...
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8号車ARTA MUGEN NSX-GTには誰が乗るのか。気になる大湯都史樹と木村偉織に聞く

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦が行われている7月14日に発表された大湯都史樹の右側鎖骨骨折による欠場。あれから3週間が経過して迎えた2023スーパーGT第4戦『FUJI GT 450km RACE』が8月5〜6日に静岡県の富士スピードウェイで開催される。スーパーGTでは8号車ARTA MUGEN NSX-GTをドライブする大湯は、今回のレースには出場できるのだろうか。本人に聞いた。 スーパーフォーミュラ第6戦富士の走行前日に所属するTGM Grand Prixから突如として発表された大湯の右側鎖骨骨折による欠場。トレーニングの一環としてスカッシュをしていた際に「良くないかたちで」転倒してしまったため手術を行い、全治3カ月ということを明かしていた。 迎えた2023スーパーGT第4戦富士の金曜搬入日、大湯はおなじみのおしゃれな格好に加え、右腕にギプスをしていない状態でサーキット...
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代役・大津弘樹が感じた大湯車の“グリップ”と“戦える手応え”「フル参戦したい気持ちが強くなる」/第6戦予選

 走行前日に急遽、スーパーフォーミュラ第6戦への代役出場が決まった大津弘樹。昨年、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGから参戦していた大津は、今季HRC陣営のリザーブという立場を担っており、3月の鈴鹿でのテストでは太田格之進の代役としてDOCOMO TEAM DANDELION RACINGから、第4戦オートポリスでは野尻智紀に代わりTEAM MUGENから、そして6月の富士テストではB-MAX RACING TEAMから、それぞれ出走している。 今週末は、今季4チーム目となるTGM Grand Prixで53号車のステアリングを握るわけだが、予選では“初めてのクルマ”でQ2へと進出する速さを見せた。 大津は午前中のフリープラクティスでコース脇にマシンを停め、赤旗の原因となっていた。「電源が全部落ちてしまったんです」。これによりセッション終盤での、ニュータイヤでの...
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『全治3カ月』ながら乗る気満々で富士入りした大湯都史樹。“ドクターストップ”で「GTに向けて安静にするしかない」

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦富士の走行前日、突然の欠場がアナウンスされた大湯都史樹(TGM Grand Prix)。チームからは「右側鎖骨骨折」がその理由として明らかにされたが、いったい何があったのだろうか。 三角巾で右腕を吊った状態で金曜日の富士に現れた本人を直撃すると、想像以上に“痛い”負傷となっていることが判明した。 大湯が怪我を負ったのは7月10日月曜日。トレーニングの一環としてスカッシュをしていた際に、転倒してしまったという。本人いわく「鎖骨に良くない形でコケてしまった」。翌日の火曜日には、プレートを入れる手術も行った。「幸いにも折れてからすぐ手術ができました。主治医からは『無理のない範囲だったら動かしていいですよ。ただ、相当痛みますよ』と言われました」と大湯。痛みは感じながらも、大湯自身は今週末のスーパーフォーミュラ出場に前向きな気持ちを保っていた。「僕としては出た...
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大湯都史樹がスーパーフォーミュラ第6戦富士を欠場。大津弘樹が代役参戦へ

 7月15〜16日、静岡県の富士スピードウェイで全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦が開催されるが、その予選前日となる7月14日、競技会事務局は公式通知No.11として、TGM Grand Prixの53号車のドライバーが大湯都史樹から大津弘樹に変更されると発表した。 今季からスーパーフォーミュラに参戦しているTGM Grand Prixは、大湯とジェム・ブリュックバシェの2台で参戦。大湯は第3戦鈴鹿、第5戦SUGOでのポールポジション獲得などスピードをみせているが、突如として7月15〜16日に開催される第6戦を欠場することになった。欠場理由は後ほどチームから発表されるという。 代わって出場することになったのは大津で、3月の鈴鹿合同テストではDOCOMO TEAM DANDELION RACINGからテストに参加したほか、第4戦オートポリスでは野尻智紀に代わって出場。富士で行われた合同テ...
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フロア破損でトップ陥落、4戦連続決勝無得点の大湯都史樹「攻めたセットになっていたのも事実」/ SF第5戦

 大湯都史樹(TGM Grand Prix)が最初に“異変”を感じとったのは、オープニングラップに導入されたセーフティカーランが4周目の終わりに明けたときだった。グリップ感が徐々に薄れ、ダウンフォースが感じられなくなっていた。確信に変わったのは、12周目に宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)にパスされる直前。急激に宮田に差を詰められた大湯のマシンは最終コーナーでフラつくと、あっけなくリーダーの座を明け渡してしまった。 異変の原因を当初タイヤにあると見た大湯はピットインしてタイヤを交換、再びコースインするが症状は改善されない。再度マシンをピットに向け、ガレージに入れると真因が判明する。左サイドのフロアが破損していた。これにより空力を失っていたのだ。「コーナーでもブレーキングでもフラフラ、ストレートも全然伸びなくなってしまいました。それで簡単に宮田選手に抜かれてしまいました...
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大湯都史樹「葛藤があった」野尻智紀「レース後に大湯選手といい握手ができるように」【SF第5戦予選会見】

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦SUGOの公式予選が終了し、今季2度目となるポールポジションを獲得した大湯都史樹(TGM Grand Prix)、2番グリッドを獲得した宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)、そして3番グリッドを獲得した野尻智紀(TEAM MUGEN)が会見に出席し、予選を振り返った。■大湯都史樹(TGM Grand Prix)予選ポールポジションタイム:1分5秒468「今回に関してはレースを走り切るという部分や、レースの戦い方をすごく考えてレースウイークに臨みました。でも、やはり予選ではポールを獲りたいという気持ちがあったので、自分のなかで抑えなきゃいけないという葛藤と、でも攻めなければタイムは出ないという葛藤のなかでレースウイークに入ったという感じです」「ですが、そんななかでもチームがすごくいいクルマや体制を築いて、全力でここまで持っ...
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TGM Grand Prix スーパーフォーミュラ第3戦鈴鹿 レースレポート

2023 SUPER FORMULA Round 3鈴鹿サーキット (5.807km)2023年4月22日/23日・53号車、ポールスタートの大湯都史樹選手は、後方から接触されたことにより無念のリタイア・55号車のブリュックバシェ選手、スタートから8番手アップで9位フィニッシュ、2ポイント獲得第3戦 4月22日(土)〜23日(日)カーナンバードライバー予選(4/22)決勝(4/23)ポイント#53大湯都史樹P1 1’35.792DNS3#55ジェム・ブリュックバシェP17 1’38.176P92 4月22日/23日、2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権の第3戦が鈴鹿サーキットで開催され、TGM Grand Prix(ティージーエムグランプリ、以下、TGM GP)の55号車をドライブするジェム・ブリュックバシェ選手はスタートから8番手アップの9位でフィニッシュ、富士開...
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大湯と野尻が衝撃の接触「感情を押し殺さないと前に進めない」「野尻さんを責めるつもりはない」【第3戦鈴鹿決勝】

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦鈴鹿決勝。スタートからひとつ順位を落とし、4番手で序盤を走った野尻智紀(TEAM MUGEN)は、11周目の終わりにピットロードへマシンを向けた。 一方、ポールポジションの特権を活かしクリーンエアのなかを走り続けた大湯都史樹(TGM Grand Prix)は、野尻と同じ周に2番手坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)がピットに入った後も“定石の1周後”には入らず、トップで走行を続けた。 ターゲットはもちろん勝利、つまり“裏の1位”を行く坪井だったが、大湯とTGM陣営は坪井の“逆”、つまり30周レースの残り10周程度でピットインし、フレッシュタイヤで追い上げる作戦を選択していた。■接近戦での“予想以上のダウンフォース抜け” ピットアウト後の坪井はファステストを叩き出しながら大湯との見えない差を縮めにかかっていたが、大湯陣営はほぼ予定どおり...
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大湯都史樹が通算2度目のPP獲得。野尻智紀はあわやQ1敗退も3番手【SF第3戦鈴鹿予選レポート】

 4月22日(土)、2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の公式予選が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、大湯都史樹(TGM Grand Prix)がポールポジションを獲得。2番手には坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)が続いた。 昨年の第10戦から、シーズンをまたいで4戦連続ポールポジションを獲得していた野尻智紀(TEAM MUGEN)は、繰り上がりによるQ2進出であわただしい走り出しとなったなか、連続PP獲得記録を更新することはできず3番手となった。 開幕の富士大会からわずか2週間というインターバルで始まった第3戦鈴鹿。予選を前にした公式練習ではトップから1秒以内に19台がひしめき合う結果となり、Q1から激戦となることが予想された。開幕前のテストと同じく快晴の下、Q1A組のセッションがスタートした。 このセッションには、山下健太(KONDO RACING)、牧野任...
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大湯都史樹「チームの底力のおかげ」野尻「Q1では『すいません』と無線を」【SF第3戦予選会見】

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦富士の公式予選が終了し、ポールポジションを獲得した大湯都史樹(TGM Grand Prix)、2番グリッドを獲得した坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)、そして3番グリッドを獲得した野尻智紀(TEAM MUGEN)が会見に出席し、予選を振り返った。■大湯都史樹(TGM Grand Prix)予選ポールポジションタイム:1分35秒792「チームと鈴鹿に来るまでにいろいろと準備をすることができて、公式練習でもいろいろな方向性(のセットアップ)を試した結果、良い感触を得ることができました」「ただ予選に関しては、ここにいる坪井選手や野尻選手が強敵だと感じていたので、どうなるかはわかりませんでした。それでもポールを獲ることができたので、Q1、Q2ともに最高の準備をしてくれたチームに本当に感謝ですし、乗っていて本当に気持ちが良いクルマで...
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【順位結果】2023スーパーフォーミュラ第3戦鈴鹿 公式予選

 4月22日、2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の公式予選が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、大湯都史樹(TGM Grand Prix)が今季初、自身通算2回目のポールポジションを獲得した。■2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権 第3戦鈴鹿 予選暫定結果(編集部集計)Pos.No.DriverTeamEngineSessionTime153大湯都史樹TGM Grand PrixHONDA/M-TEC HR-417EQ21’35.792238坪井翔P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA/TRD 01FQ21’35.83531野尻智紀TEAM MUGENHONDA/M-TEC HR-417EQ21’35.90643山下健太KONDO RACINGTOYOTA/TRD 01FQ21’36.126537宮田莉朋VAN...
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19番手まで1秒以内の大接戦。大湯都史樹がトップタイム、坪井翔が続く/第3戦鈴鹿土曜フリー

 4月22日、全日本スーパーフォーミュラ選手権の土曜フリー走行が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、大湯都史樹(TGM Grand Prix)がトップタイムをマークした。 富士での第1・2戦から2週間、新型車両『SF23』が導入された日本最高峰フォーミュラは、早くも第3戦のレースウイークを迎えた。今回から第7戦までは土曜に予選、日曜に決勝が行われる『1ウイーク・1レース』フォーマットとなり、土曜日の予選前に90分間、日曜の決勝前に30分間のフリー走行が設定されている。 この日の鈴鹿サーキットは、搬入日の夏を思わせる暑さから一転、晴れてはいるものの冷たい強風が吹き付けるコンディションに。風向きはホームストレート上が追い風となっている。 セッションは5分ディレイの11時ちょうどにスタートした。 開始とともに半数強の車両がコースに入っていくが、 5分後、ジェム・ブリュックバシェ(TGM Gra...
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新チームながら一時トップを奪ったTGM大湯都史樹。タイヤアクシデントに見舞われるも魅力的な速さとレースでの課題

 今年新チームとして大湯都史樹とジェム・ブリュクバシェのラインアップでスーパーフォーミュラに参戦したTGM Grand Prix。もともと速さに定評のあった大湯が、富士スピードウェイでの第2戦の予選で3番グリッドを獲得すると、レースでは得意のスタートを決めて、ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN)にTGR(1)コーナーでアウトから並び、トップを奪う走りを見せた。そのままトップ争いが見られるかと思った矢先、大湯にとってはさまざまな悪循環に見舞われてしまった。「オープニングでいいスタートが切れて、トップまで出ることができました。ただ、そのあとは結構、セーフティカーが出るまでもペース的には野尻選手に軍配が上がっているような状態でした。野尻選手が自分に近づくと高速コーナーではダウンフォースが抜けたりもするので、その部分でなんとか抑えられていた感じで、僕のクルマのストレートが遅いん...
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「タイヤをベストの状態に持っていくことだけを考えた」野尻。決めごとを「気にしなきゃよかった」と宮田【SF第2戦予選後会見】

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦富士の公式予選が終了し、ポールポジションを獲得した野尻智紀(TEAM MUGEN)、2番グリッドを獲得した宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)、そして3番グリッドを獲得した大湯都史樹(TGM Grand Prix)が会見に出席し、予選を振り返った。■野尻智紀(TEAM MUGEN)予選ポールポジションTime:1分21秒196「昨日に引き続き、昨年から4回連続のポールかな。毎回違ったプレッシャーや緊張感があり、昨日はリアム(・ローソン/TEAM MUGEN)選手が勝ったというところで『ここで速さを見せつけないと』と思いながら臨んだ予選で、自分に対して勝手にプレッシャーがかかっていたなという感じはあります。でも思ったとおりに走れたと思いますし、自分のラップに関しては非常に満足しています。今日に向けてチームも非常に良いクルマ...
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2台の新体制で注目集めるARTA。新加入の大湯&大津が語る課題と鈴木亜久里監督が敷いた布陣の意図

 開幕まで1カ月を切った2023年のスーパーGT。シーズンオフのテストから好タイムを連発しているARTA MUGEN NSX-GTの2台が注目されるなか、ARTA新加入となる大湯都史樹と大津弘樹に、ここまでの感触を聞いた。 昨年まではチームとして参戦していたTEAM MUGENがタッグを組み、新体制で2023年シーズンに臨むARTA。8号車に野尻智紀と大湯都史樹、16号車に福住仁嶺と大津弘樹が乗る。すでに冬のテストから速さをみせており、3月初旬に鈴鹿サーキットで行われたメーカーテストでは大湯が1分42秒630という驚異的なタイムをマークして話題となった。3月11〜12日に岡山国際サーキットで開催された1度目の公式テストでも16号車が総合トップタイムを出すなど、存在感ある走りを披露している。 ここまでの手応えについて8号車の大湯に聞くと「全体的にスムーズにやれています。新体制になったと...
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ARTA、2023年のスーパーGT参戦マシンのカラーリングを発表。コンセプトは『昼と夜』&『眼力と翼』

 3月24日、スーパーGTに参戦するARTAをスポンサードするオートバックスセブンは、2023年シーズンのマシンカラーリングを発表した。大幅な体制変更を実施し、GT500クラスに2台体制で挑むシーズンは、8号車、16号車ともに車名が『ARTA MUGEN NSX-GT』となることが明らかにされているが、2台のマシンカラーリングは対極的なスタイリングとなった。 結成26年目を迎えるARTAは、大幅な体制変更を実施。2022年シーズンまでTEAM MUGENとして参戦していたM-TECがARTAのメンテナンスを担当するかたちでタッグを組むことになり、GT500クラスでの2台体制で今シーズンを戦う。ドライバーは8号車が野尻智紀と大湯都史樹。16号車が福住仁嶺と大津弘樹となる。 先述のとおり車名は2台とも『ARTA MUGEN NSX-GT』となることが明らかにされているが、24日に発表され...
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SF新チーム『TGM Grand Prix』誕生の理由。池田和広代表「自分たちの存在意義を証明するために」

 大湯都史樹、ジェム・ブリュックバシェを起用し、2023年シーズンより全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するTGM Grand Prix。この“新チーム”はどのような経緯で誕生し、国内最高峰の舞台に挑むこととなったのか。チーム代表の池田和広氏に聞いた。「私達はレーシングチームで、レースをすることが使命です。レースをするからには勝たないと我々の存在意義はありませんし、勝つことこそが我々の使命だと思っています。そこで日本最高峰のスーパーフォーミュラは、我々にとって一番適した舞台であり、一番チャレンジングなシリーズだと考えて参戦を決めました」 これは取材冒頭に池田代表が口にした言葉であり、TGM Grand Prixが誕生した最大の理由でもある。 TGM Grand Prixは、さまざまなレースプロジェクトに携わってきたセルブスジャパンを運営母体としている。同社は長年、車両メンテナンス...
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TGM Grand Prix、SF参戦体制を発表。大湯都史樹、ジェム・ブリュックバシェを起用

 3月3日、2023年シーズンより全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦する『TGM Grand Prix(ティージーエムグランプリ)』が参戦体制を発表し、昨年までTCS NAKAJIMA RACINGに在籍した大湯都史樹、そして昨年FIA F2に参戦したジェム・ブリュックバシェの起用を明らかにした。 2022年シーズンにTEAM GOHを率いていた池田和広氏がチーム代表を務める新チーム『TGM Grand Prix』は、1月30日に2023年シーズンよりホンダエンジンを使用し、2台体制でスーパーフォーミュラに参戦すると表明。しかし、その時点では起用するドライバーについては明らかにされてはいなかった。 そんななか、今季参戦する全チームが一堂に会する『2023鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デー(3月4〜5日開催)』と、続く『第1回公式合同テスト(3月6〜7日開催)』を直前に控えた3...