2023 GTワールドチャレンジ・アジア

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GTワールドチャレンジ・アジアでも活躍するY’z Oneが『FUNDINNO』で株式投資型クラウドファンディングを開始

 2023年、ファナティック・GTワールドチャレンジ・アジアのジャパンカップでGT4クラスのチャンピオンを獲得するなど、BMWを使いモータースポーツシーンで活躍している兵庫県西宮市のY’z One(ワイズワン)が、全国フランチャイズ展開や中古車M&Aなどの戦略で新たな成長を目指すべく、スーパー耐久でも目に掛けるようになった『FUNDINNO(ファンディーノ)』を使って、株式投資型クラウドファンディングサービスをスタートさせると発表した。 Y’z Oneは、兵庫県西宮市に本拠を置きBMWを中心とした中古車販売事業、さらにレースメカニックの経験ももつ1級整備士が所属する認証整備工場でのカスタムやチューニングを手がける。もともと輸入車に強みをもっていたが、2015年からBMW専門店へ業態をシフト。200万円台のエントリーモデルから1000万円を超えるハイエンドの車両ま...
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GTWCアジア2023がセパンで閉幕。アンソニー・シュウ戴冠、最終戦1-2のR&Bがチーム王者に

 2023年シーズンのファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア(GTWCアジア)第6大会が9月23~24日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催され、アウディスポーツ・アジア・チーム・アブソリュートの11号車アウディR8 LMSエボII(アンドリュー・ハリアント/ジェイムス・ユー組)がレース1勝者に。シーズン最終戦となったレース2では、R&Bレーシングの4号車ポルシェ911 GT3 R(ルー・ウェイ/パトリック・ピレ組)が、姉妹車87号車ポルシェを引き連れてトップフィニッシュを飾った。 日本でも富士、鈴鹿、もてぎ、岡山の計4大会が行われ、これらのレースには“ファナテック・ジャパンカップ”のタイトルが掛けられた今季のGTWCアジア。5月にタイで開幕したシーズンは4つの日本ラウンドを経て東南アジアに回帰し、元グランプリコースであるセパン・サーキットでシーズンファイ...
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MAEZAWA RACING前澤友作総監督独占インタビュー「モータースポーツ業界を盛り上げたい」

 2023年のファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSは、日本で4ラウンドが開催された『ジャパンカップ』の日程を終えた。今シーズンはアジアの強豪チーム、ヨーロッパのファクトリードライバーが多数参戦し大いに盛況となったが、レースで、そしてシリーズ全体を盛り上げたのが、あの前澤友作総監督率いるMAEZAWA RACINGだ。ジャパンカップ最終戦となった第5ラウンド岡山のレース2では待望の初優勝を飾ったが、初めて本格的にモータースポーツに携わったシーズン、そして今後の関わりについて、前澤氏にインタビューした。■『こんなに楽しいんだ!』というくらい楽しかった──今シーズン、MAEZAWA RACINGとしてGTワールドチャレンジ・アジアに参戦し、チームオーナー兼総監督としてチームを率いられました。まずそもそもお伺いしたいのは、前澤さんはクルマ好きとしても有名ですが...
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GT4ジャパン岡山での“魂のチェッカー”の舞台裏を織戸学に聞く「めちゃくちゃキツかったよ」

 8月19〜20日、岡山国際サーキットでファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSの第5ラウンドが行われ、今回、GT4は初めて『GT4ジャパン』として単独レースとして開催されたが、19日のレース1で大きなドラマが生まれたのは記憶に新しいところだ。ジャパンカップ王座獲得をかけレースを大きくリードしていた、加納政樹/織戸学組YZレーシング・ウィズ・BMW Mチーム・スタディの50号車BMW M4 GT4がチェッカー間際にまさかのスローダウンしたシーンだ。この状況について、織戸本人から話を聞いた。 今季、GT4は加納/織戸組50号車BMW M4 GT4と、大塚直彦/小林翔組チェックショップ・ケイマニア・レーシングの718号車ポルシェ・718ケイマンGT4 RSクラブスポーツとの戦いとなっていた。迎えた第5ラウンドの岡山は、GT4単独のレースとなり新たに5台を交えて...
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GTWCアジアのジャパンカップ王座を獲得した永井宏明/上村優太組「次の目標はアジアナンバーワン」

 2023年のファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSは、8月17〜19日に岡山国際サーキットで開催された第5ラウンドで、日本での4ラウンドが幕を閉じることになった。この4ラウンドに参戦する日本人ドライバー/チームで争われた『ファナテック・ジャパンカップ』のGT3の総合チャンピオン、プロ-アマクラスチャンピオンは、ポルシェセンター岡崎の16号車ポルシェ911 GT3 Rをドライブした永井宏明/上村優太が獲得しており、ふたりに喜びの声を聞いた。 スーパーGTなど他シリーズでも活躍している永井と上村は、今季ポルシェセンター岡崎の16号車をドライブし、日本での4ラウンドに加え、第1ラウンドのタイ、第6ラウンドのマレーシアにも参戦するなど、シリーズで戦ってきた。 今季はもてぎでの第3ラウンドでシリーズを優位に運ぶと、Dステーション・レーシングの星野敏/藤井誠暢組に...
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GTワールドチャレンジ・アジア岡山レース2はマエザワ・レーシング初優勝。GT4はBMWが雪辱

 ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSの第5ラウンド/GT4ジャパンは8月19日、岡山国際サーキットでGT3のレース2、GT4ジャパンのレース2が行われ、GT3はピティ・ブロムバクティ/横溝直輝組マエザワ・レーシングの555号車フェラーリ488 GT3が嬉しい初優勝。GT4は前日悔しいレースとなった加納政樹/織戸学組YZレーシング・ウィズ・BMW Mチーム・スタディの50号車BMW M4 GT4が優勝を飾った。 11時20分から行われたレース2では、ポールポジションからスタートしたアレッシオ・ピカリエロ駆るAASモータースポーツ・バイ・アブソリュート・レーシングの911号車ポルシェ911 GT3 Rがスタートを決めトップに。2番手には、横溝直輝駆るマエザワ・レーシングの555号車フェラーリ488 GT3が続く。 序盤はトップ2が逃げる一方で、3番手につ...
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前澤友作総監督率いるマエザワ・レーシングがGTWCアジア岡山のレース2で嬉しい初優勝を飾る

 8月20日、岡山県の岡山国際サーキットで、ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWS第5ラウンドの決勝レース2が行われ、前澤友作チームオーナー兼総監督率いるピティ・ブロムバクティ/横溝直輝組マエザワ・レーシングの555号車フェラーリ488 GT3が、日本での最終レースで初の総合優勝を飾った。 GTワールドチャレンジ・アジアはGT3/GT4カーで争われ、タイ、マレーシア、そして日本で4ラウンドが争われるシリーズ。8月19〜20日の岡山での第5ラウンドは日本での今季最後のレースとなったが、そのレース2を制したのは、今季からシリーズに参戦を開始したマエザワ・レーシングのフェラーリだった。 前澤総監督率いるマエザワ・レーシングは、前澤氏が所有するスーパーカーを通じ『クルマを通して未来への夢と希望を創造する』をテーマに活動していた『MZ SUPERCAR PROJE...
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“漢”織戸学が魂のチェッカー。BMW M4が優勝目前でGT4ジャパン勝利を逃すも、その姿が感動呼ぶ

 8月19日、岡山国際サーキットで行われたファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSの第5ラウンド。今回、GT3とGT4で別々の決勝レース1が行われたが、GT4のレース1で大きなドラマが生まれた。ポールポジションからトップを快走し、GT4の今季チャンピオンに王手をかけていた加納政樹/織戸学組YZレーシング・ウィズ・BMW Mチーム・スタディの50号車BMW M4 GT4が、チェッカー目前でまさかのストップを喫してしまったものの、その後織戸がとった気持ちがこもったアクションに、サーキットには感動が広がった。 今季、新型BMW M4 GT4を持ち込み、GT4クラス王者獲得を目指しているYZレーシング・ウィズ・BMW Mチーム・スタディ。これまで125ポイントを獲得しており、この第5ラウンドでジャパンカップのタイトルを手中に収めるべく臨んでいた。 迎えたレース1で...
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GTWCアジア岡山のレース1はクラフト・バンブーのメルセデスが制す。GT4では最終周にドラマ

 ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSの第5ラウンド/GT4ジャパンは8月19日、岡山国際サーキットで予選/レース1が行われ、GT3はクラフト・バンブー・レーシングのアンソニー・シュウ・リウ/ダニエル・ジュンカデラ組37号車メルセデスAMG GT3が優勝。GT4はハリダルマ・マノッポ/野中誠太組TGRインドネシアの39号車トヨタGRスープラGT4が大逆転で優勝を飾った。 2023年のGTワールドチャレンジ・アジアは、この岡山での第5ラウンドがジャパンカップの最終ラウンド。今回はGT3とGT4が分かれてレースを行うことになっており、2日間のテスト/プラクティスを経て、8月19日には予選が行われた。 GT3の予選1では、ブティコン・インタラプワサク駆るAASモータースポーツ・バイ・アブソリュート・レーシングの911号車ポルシェ911 GT3 Rがポールポジ...
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GTワールドチャレンジ・アジア第5ラウンド岡山に31台のGT3、GT4ジャパンに8台が集結

 8月7日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSを運営するSROモータースポーツ・グループは、8月18〜20日に岡山国際サーキットで開催される第5ラウンド、さらにGT4ジャパンのエントリーリストを発表した。GTワールドチャレンジ・アジアにはGT3のみで31台、GT4ジャパンには8台が参戦する。 2023年はタイのチャーン・インターナショナル・サーキットで開幕し、第2ラウンドから日本で4ラウンドを開催してきたGTワールドチャレンジ・アジア。日本での4レースに参戦する日本人チーム/ドライバーにかけられるジャパンカップは、この8月18〜20日の岡山ラウンドで閉幕となる。第6ラウンドはマレーシアのセパンで開催予定だ。 今回の週末はGTワールドチャレンジ・アジアはGT3のみのレースとなり、60分2回のGT4のみのGT4ジャパンが開催される。GT3では31台が参加し、も...
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岡山国際サーキットでの『GT4ジャパン』にさらに3台が出場へ。8台がエントリー

 8月1日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSを運営するSROモータースポーツ・グループは、8月19〜20日に岡山国際サーキットでGTワールドチャレンジ・アジア第5ラウンドとともに開催されることになったGT4のみのレース『GT4ジャパン』にさらに3台がエントリーすると発表した。 GT4ジャパンは、これまでGTワールドチャレンジ・アジアのなかでGT3とともに走行していたGT4のレースを単独で開催するもので、2024年以降を見据え、岡山で初めて実験的に開催される。ジャパンカップに参戦しているワイズレーシング・ウィズ・BMW・チーム・スタディ、チェックショップ・ケイマニア・レーシングに加え、すでにDステーション・レーシング、第1戦タイにも出場したTGRインドネシアが参戦を発表していた。 さらにSROはこれらに加え、3チームの参戦を発表した。GT3にも参戦し...
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2024年のGTワールドチャレンジ・アジアはさらに発展か。さまざまなプランが進行中

 2023年のファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSは、7月21〜23日にモビリティリゾートもてぎでシリーズのうち第4ラウンドを終えた。日本勢が数多く参戦するジャパンカップとしては3ラウンドを終えることになったが、今後のシリーズ、そして2024年に向けて、非常に楽しみな内容も聞こえ始めている。 2022年から日本で4ラウンドを開催し、マレーシアやタイ、台湾など、アジアのチームとともに数多くの日本チームが参戦し盛り上がりをみせているGTワールドチャレンジ・アジア。今季はさらに多くのエントリーが集まり、毎戦30台を超える車両が戦っている。 そんなシリーズは、今季すでに第4ラウンドまでを終えたが、8月に岡山国際サーキットで開催される第5ラウンドではGT4のみで戦う『GT4ジャパン』としての単独レースも開催予定。またすでに、エントラントに対しては2024年に向け...
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土曜夜の“発見”で「ファステストが取れるクルマ」に。強さ戻った王者カーガイ、岡山での一閃に期待/GTWCアジア

 栃木県のモビリティリゾートもてぎで7月22〜23日に行われたファナテックGTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSの第7・8戦。木村武史/ケイ・コッツォリーノ組のカーガイ・レーシングは昨年王者の証であるカーナンバー『1』をまとって2023シーズンに挑んでいるが、今季はジャパンカップのタイトルがかかる4ラウンドのうち、鈴鹿を他レースとのバッティングにより欠場したこともあり、タイトル戦線に加わることはできていない。 今年はコメット・レーシングの7号車フェラーリに加え、マエザワ・レーシングの555号車フェラーリのメンテナンスも受け持つカーガイは体制面でも変化があっただけでなく、既報のとおり今季初陣となった富士でデビューさせたフェラーリ296 GT3に変え、このもてぎラウンドにはフェラーリ488 GT3で参戦。このように、タイトルを獲得した昨年とは状況が変わるなかで“もがいてい...
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世界のワークス相手に藤井誠暢が見せた“ナメられない走り”。ランキング2位浮上で最終決戦へ/GTWCアジア

 7月23日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われたファナテックGTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSの第8戦。前日に続き、ポルシェセンター岡崎の18号車ポルシェ911 GT3 R(永井宏明/上村優太)が日本勢最上位でフィニッシュし、次戦岡山で迎える“ジャパンカップ”最終決戦に向け、ポイントリードを拡大した(ランキングは『GT3 ジャパンカップ・ドライバーズ・チャンピオンシップ』におけるもの)。 このもてぎラウンドに入る前までジャパンカップ首位に立っていたプラス・ウィズ・BMW Mチーム・スタディの5号車BMW M4 GT3(山口智英/荒聖治)は、2日連続で悲運のクラッシュを喫することとなり、まさかのノーポイント。ランキングでは3位へと後退してしまった。 代わって、第7戦で日本勢3位、第8戦では同2位でフィニッシュしたDステーション・レーシング47号車アストンマー...
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終盤の逆転でR&Bレーシングの4号車ポルシェが優勝。日本勢最上位は2日連続で永井/上村組【GTWCアジア第8戦もてぎ】

 7月23日(日)、栃木県のモビリティリゾートもてぎでファナテックGTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWS第4ラウンドのレース2となる第8戦の決勝が行われ、R&Bレーシングの4号車ポルシェ911 GT3 R(ルー・ウェイ/デニス・オルセン)が優勝を飾った。 前日に行われた15分間のレース2予選では、プロドライバーが激しいアタック合戦を展開。リヤエンジンのポルシェ911 GT3 R勢が速さを見せると同時に、上位16台が1秒以内に収まるという大接戦となった。 ポールポジションを獲得したのはアブソリュート・レーシング992号車のマッテオ・カイローリ。2番手はAASモータースポーツ・バイ・アブソリュート・レーシング911号車のアレッシオ・ピカリエッロ、3番手はR&Bレーシング4号車のデニス・オルセン、そして4番手にはポルシェセンター岡崎18号車の上村優太と、...
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好走で2位獲得も「日本のレースとは全然運転手のレベルが違う」。上村優太が見たGTWCアジアの“世界”

 GT3プロ・アマクラスでは、アマチュアドライバーがスタート、後半の勝負どころをプロドライバーが担当したGTワールドチャレンジ・アジア第7戦モビリティリゾートもてぎ。各マニュファクチャラーのワークス級のドライバーがハイレベルな好走を見せるなか、総合2位でフィニッシュしたポルシェセンター岡崎18号車ポルシェ911 GT3 Rの上村優太の走りが光った。 FIA-F4などを経てポルシェカレラカップ・ジャパンからハコ車のキャリアをスタート、スーパー耐久などにステップアップした上村。昨年は急遽代役参戦したスーパーGT第5戦鈴鹿でGT300クラスの表彰台にも登っている。今季は、長年ともにレース活動を行ってきたジェントルマンドライバー・永井宏明とのコンビでGTWCアジアのジャパンカップに参戦。富士・鈴鹿の4レースすべてでポイントを獲得し、もてぎ入りする時点ではジャパンカップのランキング2位につけて...
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アブソリュートのアウディが完勝。ジャパンカップ首位のスタディに悲運/GTWCアジア第7戦もてぎ

 7月22日(土)、栃木県のモビリティリゾートもてぎでファナテックGTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWS第4ラウンドのレース1となる第7戦の決勝が行われ、アウディスポーツ・アジア・チーム・アブソリュートの11号車アウディR8 LMS GT3 EVO II(アンドリュー・ハリヤント/ジェイムス・ユー)が優勝を飾った。 タイのブリラムで開幕した2023年のGTWCアジアは、富士スピードウェイ、鈴鹿サーキットを転戦し、第4ラウンドの舞台・もてぎを迎えた。昨年、ここもてぎはカレンダーに含まれておらず、初走行を迎えるチーム/ドライバーも多い。 シリーズはこのあと、岡山国際サーキット、マレーシアのセパン・サーキットと転戦するが、とくに日本籍チームが日本ラウンドで争う『ジャパンカップ』のタイトルは、ここもてぎと次戦岡山で決着するため、“最終ラウンド前”の重要なレースウイークを迎えて...
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欧州のGT使いたちに『初もてぎ』の印象を聞いてみた「抜けないとは思わない」「ハンガロリンクみたい」/GTWCアジア

 7月21日から公式走行プログラムが始まったGTワールドチャレンジ・アジア第4ラウンド。モビリティリゾートもてぎは昨年のカレンダーには含まれておらず、普段日本国内でのレースに参戦していないドライバーのなかには、このレースウイークが初のもてぎ走行となったドライバーも多かった。 とくにプロ/アマクラスにエントリーする陣営には、欧州マニュファクチャラーのワークス(ファクトリー)ドライバー、ないしはそれに近いポジションのトップドライバーたちが送り込まれており、彼ら“世界トップのGT使い”たちがもてぎをどう感じたか、どう攻略するのか気になるところ。 ここでは、ヨーロッパを中心にGT3等のレース参戦経験が豊富な3人のドライバーに、モビリティリゾートもてぎの印象を聞いてみた(※取材は21日金曜に実施。なお、前日の木曜日にはペイド・プラクティスセッションも行われていた)。■「とてもクールなコース」と...
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もうシーズン佳境ではありますが。GTワールドチャレンジ・アジア第4ラウンドもてぎ 全車総覧

 7月20日から、栃木県のモビリティリゾートもてぎで走行がスタートしているファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWS第4ラウンド。今季もシリーズ内のチャンピオンシップとして『ジャパンカップ』が開催されており、多くのエントリーを集めているが、ジャパンカップ第3ラウンドでもある今回のレースに出走している全車両を写真でご紹介しよう。第2ラウンドの鈴鹿でクラッシュに見舞われた車両が今回参戦していないので、掲載していないのはご了承いただければ幸いだ。【GT3】1GT3 Pro-Amカーガイ・レーシングフェラーリ488 GT3木村武史/K.コッツォリーノ2GT3 Pro-Amクライマックス・レーシングメルセデスAMG GT3 EVOZ.ビーファン/D.リンド3GT3 Amクライマックス・レーシングメルセデスAMG GT3 EVOH.ユーチー/B.イェ4GT3 Pro-A...
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王者カーガイ、フェラーリ296から488に“戻して”復帰「スマホは使いこなさないと意味がない」/GTWCアジア

 7月21日、栃木県のモビリティリゾートもてぎでは、週末のシリーズ第7・8戦に向け、ファナテックGTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSのオフィシャルプラクティスが始まった。 事前に発表されたエントリーリストのとおり、前ラウンドを欠場した昨年王者のカーガイ・レーシングがこのもてぎ戦では復帰しているが、その車両は6月の富士ラウンドでデビューしたフェラーリ296 GT3ではなく、昨年までのマシンである488 GT3へと戻されていた。 最新型の296でエントリーしない理由は、どこにあるのか。金曜午前のプラクティスを終えた木村武史に話を聞いた。 タイのブリラム、富士、鈴鹿と転戦してきた2023年のGTWCアジアは、もてぎが第4ラウンド。前戦鈴鹿ラウンドは、木村がポール・リカールでのELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズに、パートナーのケイ・コッツォリーノがELMS併催のミシュ...
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GTWCアジア第4大会もてぎには33台がエントリー。ラインアップ変更も多数

 7月19日、ファナテックGTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWSを運営するSROモータースポーツ・グループは、7月22〜23日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催される2023年第4大会のエントリーリストを発表した。GT3とGT4の計33台が名を連ねている。 2023年シーズンは6月の第2大会富士から日本国内でのレースが始まったGTWCアジア。7月14〜16日には鈴鹿サーキットでの第3大会を終え、続く第4大会は舞台をモビリティリゾートもてぎに移し、インターバルなしでの連戦が行われる。 今回のもてぎ戦にはGT3クラスの車両は31台が参戦。ラインアップとしては前戦からほぼ変更ないものの、日本チームが主戦場とするジャパンカップには鈴鹿戦をスキップしたカーガイ・レーシングが復活した。しかし、マシンは第2大会富士で国内初投入となったフェラーリ296 GT3ではなく、昨年までの...
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クラフト・バンブーのメルセデスが完勝のポール・トゥ・ウイン。Dステーションが健闘の6位/GTWCアジア第6戦鈴鹿

 7月16日、三重県の鈴鹿サーキットでファナテックGTワールド・チャレンジ・アジア・パワード・バイAWSの2023年第3ラウンドの決勝レース2となる第6戦が行われ、クラフト・バンブー・レーシングの37号車メルセデスAMG GT3(アンソニー・シュウ/ダニエル・ジュンカデラ)がポール・トゥ・ウインで総合優勝を飾った。 6月の第2ラウンド富士に続き、2023年の第3ラウンドとして鈴鹿サーキットで第5戦・第6戦が開催されているGTWCアジア。前日に行われた第5戦ではチーム5ZIGENのニッサンGT-RニスモGT3とのトップ争いを制したAASモータースポーツ・バイ・アブソリュート・レーシングの911号車ポルシェ911 GT3 Rが優勝を獲得した。 迎えた第6戦となるレース2の予選でポールポジションを奪ったのはクラフト・バンブー・レーシングの37号車メルセデスAMG GT3を駆るワークスドライ...
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“ポルシェ使い”バッハラーが残り6分で大逆転。GT-Rとのトップ争いを制す/GTWCアジア第5戦鈴鹿

 7月15日、三重県の鈴鹿サーキットでファナテックGTワールド・チャレンジ・アジア・パワード・バイAWSの2023年第3ラウンド決勝レース1となる第5戦が行われ、AASモータースポーツ・バイ・アブソリュート・レーシングの911号車ポルシェ911 GT3 R(ヴティコーン・インタラプワサク/クラウス・バッハラー)がレース終盤のトップ争いを制して総合優勝を飾った。 2022年からシリーズの大部分を日本で開催し『ジャパンカップ』のタイトルを付けたことで日本チームの参戦台数が増加し、毎レース見応えあるバトルが繰り広げられているGTWCアジア。6月の第2ラウンド富士に続き、迎える2023年第3ラウンドは鈴鹿サーキットで第5戦・第6戦が行われる。 まずレース1となる第5戦は15日の午前中に予選が行われ、ファントム・プロ・レーシングの333号車アウディR8 LMS GT3が暫定ポールポジションとな...
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GTWCアジア鈴鹿ラウンドのエントリーリスト発表。注目ドライバー多数の37台が参加

 7月10日、ファナテックGTワールド・チャレンジ・アジア・パワード・バイAWSを運営するSROモータースポーツ・グループは、7月14〜16日に三重県の鈴鹿サーキットで開催される第3ラウンドの暫定エントリーリストを発表した。 2022年からシリーズの大部分を日本で開催することに加え、さらに『ジャパンカップ』のタイトルを付けたことで日本チームの参戦台数が増加し、毎レース見応えあるバトルが繰り広げられているGTWCアジア。6月の第2ラウンド富士に続き、迎える2023年第3ラウンドは鈴鹿サーキットで第5戦・第6戦が行われる。 レース開催を控えた7月10日、SROSROモータースポーツ・グループは鈴鹿ラウンドの暫定エントリーリストを発表し、今戦に参加する37台が明らかになった。富士ラウンドの40台からは減少となったものの、今大会にも注目のドライバーたちが名を連ねた。 まずジャパンカップにエントリー...
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岡山でのGT4ジャパンにD’station RacingとTGRインドネシアが参戦を表明

 GTワールドチャレンジ・アジア等を運営するSROモータースポーツ・グループは、8月18〜20日に岡山県の岡山国際サーキットで開催される初めての試み『GT4ジャパン』に、D’station Racingと、TOYOTA GAZOO Racingインドネシアが参戦を表明したと発表した。 この『GT4ジャパン』は、ファナテックGTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWSの第5ラウンドにあわせて開催されるもので、これまでGT3/GT4の混走だったシリーズのなかで、シリーズ史上初めてGT4のみの60分単独レースを2回開催しようというもの。この試みはGTワールドチャレンジ・アジアから日本を拠点としたGT4の新しいシリーズとして移行する可能性を秘めている。 そんなレースに向けて、2台が参戦を表明した。1台は、TOYOTA GAZOO Racingインドネシアが走らせるトヨタG...
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初の海外シリーズレース取材に驚きの連続。新人編集部員が感じたGTWCアジア富士【写真アラカルト番外編】

 6月17~18日に静岡県の富士スピードウェイで開催されたファナテックGTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWSの2023年第2ラウンド。このGTワールドチャレンジ・アジアは、中国や香港、オーストラリアなどアジア近辺の国籍を持つチームが多く参戦するシリーズとなり、国内レースとは一味違った雰囲気を持っています。今回は『写真アラカルト番外編』として、初の海外シリーズレース取材を行った新人編集部員が感じた海外シリーズならではの雰囲気や様子を、写真を交えながらお伝えします。レース本戦とはあまり関係ない内容かもしれませんので、ごゆるりとお楽しみいただけると幸いです。※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ やってきました富士スピードウェイ。これまでスーパーGTや全日本スーパーフォーミュラ選手権、スーパー耐久富士24時間レースなどの国内カテゴリーでは何度か取材に来ておりますが、GTWCアジアは初...
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カーガイ・レーシングのフェラーリ296 GT3デビュー戦は苦しいレースに。厳しい状況でも掴んだ素性の良さ

 6月17〜18日に静岡県の富士スピードウェイで開催されたファナテックGTワールド・チャレンジ・アジア・パワード・バイAWSの2023年第2ラウンド。カーガイ・レーシングが投入したフェラーリ296 GT3はデビュー戦で苦しいレースを強いられたものの、マシンの素性の良さは掴んだようだ。 昨年度のGTWCアジアとジャパンカップの王者であるカーガイ・レーシング。今季も木村武史とケイ・コッツォリーノというドライバーラインアップは変わらないものの、マシンは昨年使用したフェラーリ488 GT3から、2023年にデリバリーが開始された296 GT3に変更してチャンピオン防衛を目指す。 イタリアの名門フェラーリが2023年に登場させた296 GT3は、ベース車両変更による外見の変化はもちろん、エンジンレイアウトやギヤボックス、シャシー、空力、コックピットなど、あらゆる面で再設計が行われた新世代GT3...
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27台にタイム加算ペナルティ。88号車が逆転優勝、Dステーションは7位に降格/GTWCアジア第4戦

 6月18日に決勝レース2が行われたファナテックGTワールド・チャレンジ・アジア・パワード・バイAWSの2023年第2ラウンド。レースはアクシデント多発のなかDステーション・レーシングの47号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3が暫定優勝となっていたが、正式結果で多くのマシンにペナルティが科され、最終的にトリプルエイトJMRの88号車メルセデスAMG GT3(H・H・プリンス・アブ・バーカー・イブラヒム/ルカ・ストルツ)が勝利を手にする結果になった。 GTワールドチャレンジ・アジアを主催するSROモータースポーツ・グループによると、ポイントになったのはレース残り20分を切ったときにホームストレート上で発生した77号車クラフト・バンブー・レーシングのクラッシュで、このアクシデント発生時にはすぐさまセーフティカー導入が宣言されたが、そのアナウンスとともに「すべてのマシンはピット...
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星野/藤井組Dステーションが12番グリッドから大逆転勝利。アクシデント多発レースを制す/GTWCアジア第4戦富士

 静岡県の富士スピードウェイで開催されているファナテックGTワールド・チャレンジ・アジア・パワード・バイAWSの2023年第2ラウンドは6月18日に決勝レース2が行われ、星野敏/藤井誠暢組のDステーション・レーシング47号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3が12番グリッドから逆転優勝を飾った。 日本での2023年初レースということで、ジャパンカップに参加するマシンを含め計40台がエントリーを行い盛り上がりをみせているGTWCアジアの第2ラウンド。前日の決勝レース1に続いて晴天に恵まれた18日、同じく60分のフォーマットで争われる決勝レース2が12時からスタートした。 ローリング方式のスタートでは海外レースらしく各マシンが密集体型でターン1のTGRコーナーに進入していく。そのなかでポールポールポジションのクラフト・バンブー・レーシング37号車メルセデスAMG GT3ののワー...
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現行マシンを抑えてコルベットC7 GT3-Rが優勝。笹原右京“監督”デビューウィンに花を添える

 6月17日、静岡県の富士スピードウェイでファナテックGTワールド・チャレンジ・アジア・パワード・バイAWSの2023年第2ラウンド決勝レース1となる第3戦が行われ、ビンゴ・レーシングの9号車コルベットC7 GT3-R(武井真司/飯田章)が総合優勝を飾った。 第1ドライバーの武井が予選Q1で好走をみせ、決勝レース1は2番グリッドからのスタートとなった9号車コルベット。スタートドライバーを担当した武井は、スタート直後のTGRコーナー、コカ・コーラコーナーで後続のマシンにオーバーテイクを許し、オープニングラップを4番手で終えた。 武井はこのときの状況について、「無理にインを抑えるよりは、自分の順位を守って前に付いていくことが大事だと思ったので、落ち着いてスタートは走りました」と、接触を避けポジションキープを優先したと振り返る。 さらに2周目には、ダンロップコーナーで発生したアクシデントに...